今回紹介する絵本は、福音館書店の絵本「そらまめくんとめだかのこ」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと（ねらい）などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
思いやりを育む人気絵本【そらまめくん】シリーズまとめ｜おすすめの読む順番も紹介
そらまめくんとめだかのこ
- 思いやりの気持ちを育みたい
- 可愛いキャラクターが好き
- そらまめくんシリーズが好き
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方！
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「そらまめくんとめだかのこ」はこんな絵本
| タイトル | そらまめくんとめだかのこ |
| 作・絵 | なかや みわ |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 発行日 | 2000年9月15日 |
| ページ数 | 28ページ |
| 税込価格 | 1,100円 |
なかやみわさん描く、そらまめくんシリーズの2作目となる作品です。
あらすじ
そらまめくんとめだかのこのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 大雨が降った次の朝、いつもの遊び場には大きな水たまりが。
- みんながお豆の鞘をボートにして遊ぶ中、ベッドを濡らしたくないそらまめくんは水たまりに入るのを嫌がります。
- そんな中、大雨で小川から流されてきた迷子のメダカに出会います。
- 困っているメダカのために、そらまめくんは自分のベッドに水を入れて小川に運んであげます。
そらまめくんが自分の宝物のベッドをつかって、迷子になったメダカを助けるお話です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたそらまめくんとめだかのこの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸（5段階）
メッセージ性：価値観、行動規範を表現
読みやすさ ：文字量、物語、リズム
学べる度 ：知識、情報を教えてくれる
心温まる度 ：優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 ：笑い、驚き、楽しさがある
メッセージ性 4/5点
思いやりの心を育むことができる絵本です。
水に濡らしたくないほど、そらまめくんが大切にしている宝物のベッド。
困っているメダカを助けるためならと、ベッドに水を入れてメダカを小川まで運ぶそらまめくんの友達への思いやりが描かれています。
友達を助けるためならと、ためらいなく自分のベッドに水を入れるそらまめくんがカッコいいです。
「思いやりの心を育む絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
心温まる度 5/5点
そらまめくんの成長ぶりに、心温まる絵本です。
前作「そらまめくんのベッド」では、友達をベッドで眠らせてあげることすら嫌がっていたそらまめくん。
今作では、困っているメダカのために、ためらいなく自分のベッドを使わせてあげる様子が描かれています。
前作と併せて読むと、そらまめくの大成長ぶりが感じ取れる作品です。
前作の教訓が、しっかりとそらまめくんを成長させているようです。
「成長する姿に、心温まる絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- ぐるんぱのようちえん
どこに行っても失敗ばかりのぐるんぱが、自分の特技を生かして素晴らしい幼稚園を作る物語
対象年齢
実際に読んでみて感じた、そらまめくんとめだかのこの対象年齢は3歳以上。
| 対象年齢 | 3歳以上 |
| 文字量 | やや多い |
| 物語の内容 | わかりやすい |
| 文章のリズム | 適度 |
3歳後半ごろがおすすめの絵本です。
こんな方におすすめ！
そらまめくんとめだかのこがどんな人におすすめか、「特におすすめ！」「おすすめ！」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
目的別おすすめ度
| 思いやりの気持ちを育みたい | |
| 可愛いキャラクターが好き | |
| そらまめくんシリーズが好き | |
特におすすめ！
思いやりの気持ちを育みたい！
人助けをしたときの嬉しさが感じられる物語です。
困っている人を助ける、優しい気持ちを育むことができる絵本を探している方におすすめです。
おすすめ！
可愛いキャラクターが好き！
そらまめくんやお豆の友達たちのかわいいキャラクターがたくさん登場します。
そらまめくんの表情や動きが、愛くるしく描かれています。
【関連する絵本】
ふゆじたくのおみせ
じっちょりんのあるくみち
そらまめくんシリーズが好き！
なかやみわさん描くそらまめくんシリーズの、2作目となる絵本です。
前作から成長したそらまめくんの姿が描かれているので、併せて読むとより一層楽しめます。
【関連する絵本】
そらまめくんのベッド
こんな方は別の絵本を！
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、そらまめくんとめだかのこの魅力を以下に紹介します。
そらまめくんの成長
かわいいお豆たち
そらまめくんの成長
前作では、友達がベッドで寝ることすら嫌がっていたそらまめくん。
今作では、自分のベッドを水に濡らしてメダカを助けるまでに。
友達の優しさに触れ、自分のベッドを使わせてあげることができるようになったそらまめくんの成長した姿が描かれています。
前作から大成長したそらまめくんが、カッコよく描かれています。
かわいいお豆たち
そらまめくん、さやえんどうさん、えだまめくん、グリーンピースの兄弟、ピーナッツくん。
前作に引き続き、今回も登場する5種類のお豆たち。
みんなで遊んだり、悩んだり、一生懸命助けたり。
可愛らしいお豆たちの姿に、ほっこりします。
色使いが、本当にきれいな作品です。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、そらまめくんとめだかのこで子供にどんなことを伝えるかは、これ！
人助けは、自分も幸せに
自分の大切なベッドを使って、迷子になったメダカを助けたそらまめくん。
みんなで歌いながら帰る様子や、みんなで一緒に葉っぱの布団で眠る様子から、人助けをした後の幸福感が感じられる物語です。
人助けは、助けられた人を幸せにしますが、実は助けた自分も幸せになれる。
この絵本では、人助けをした時の喜びや嬉しさを感じとれます。
困っている人を助ける、優しい気持ちを育むことができる絵本です。
良いことをした後って、気持ちがいい。
この絵本を読んだ感想
「思いやり、分かち合い」がテーマのそらまめくんシリーズ。
今作では、困っている人を助けることに焦点を当てて、思いやりの様子を描いています。
前作から成長したそらまめくんが、ためらうことなく自分のベッドを犠牲にする様子にはウルっとします。
この絵本は、友達を助ける気持ちや思いやりを育む素敵なお話です。
まとめ
今回は、そらまめくんとめだかのこという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
| タイトル | そらまめくんとめだかのこ |
| 作・絵 | なかや みわ |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 発行日 | 2000年9月15日 |
| ページ数 | 28ページ |
| 税込価格 | 1,100円 |
そらまめくんが自分の宝物のベッドをつかって、迷子になったメダカを助けるお話です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 思いやりの気持ちを育みたい
- 可愛いキャラクターが好き
- そらまめくんシリーズが好き
思いやりを育む人気絵本【そらまめくん】シリーズまとめ｜おすすめの読む順番も紹介
