今回紹介する絵本は、福音館書店の絵本「いそがしいよる」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと（ねらい）などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
名作絵本の宝庫！【福音館書店】の3歳向け人気絵本10選（おすすめTOP3も紹介）
いそがしいよる
- 子供の想像力や遊び心を育てたい方
- 笑って楽しめる絵本を探している方
- 子供が共感できる絵本を探している親御さん
- ロングセラーの名作絵本を探している方
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方！
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「いそがしいよる」はこんな絵本
| タイトル | いそがしいよる |
| 作・絵 | さとう わきこ |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 発行日 | 1987年9月15日 |
| ページ数 | 28ページ |
| 税込価格 | 990円 |
30年以上読み継がれている、ロングセラーの絵本です。
あらすじ
いそがしいよるのあらすじを、ザックリ紹介します。
- ある星が綺麗な夜、外に揺り椅子を持ち出して星空を眺めるばばばあちゃん。
- 「ここで寝よう！」そんなことを思いつき、ベッドや枕を運びます。
- それから、時計やラジオ、テレビ、冷蔵庫、本棚、など何かと理由をつけて家中のものをすべて運び出すことに。
- やがて、星のことなんてすっかり忘れて……。
星空の下で寝ようとしたばばばあちゃんが、夜な夜な家中のものを庭に運び出す物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたいそがしいよるの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸（5段階）
メッセージ性：価値観、行動規範を表現
読みやすさ ：文字量、物語、リズム
学べる度 ：知識、情報を教えてくれる
心温まる度 ：優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 ：笑い、驚き、楽しさがある
メッセージ性 4/5点
「自分の思いつきに、夢中になろう」、そんなメッセージを感じ取れる絵本です。
思いついたことを夢中になってやっているばばばあちゃんの姿が、この絵本では描かれています。
大人が夢中になって可笑しいことをやっている姿は、子供の想像力を刺激してくれるに違いありません。
心温まる度 4/5点
「星空を眺めながら寝たら、気持ちいだろうな」
そんな思い付きを忘れ、星も見ずに満足そうに眠るばばばあちゃんの姿にほっこりする絵本です。
本末転倒……。
でも、ばばばあちゃんが満足してるから、それでいいんです。
「ほっこりする絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- ふゆじたくのおみせ
仲良しのクマさんとヤマネくんが、贈り物をするために一生懸命になる姿が描かれた物語 - わりばしワーリーもういいよ
割り箸というありふれたものを主人公にした、独創的な発想と表現力が光るお話
ユーモア度 5/5点
笑って楽しめる絵本です。
寝るために必要なものだけでなく、不要なものまで運び出すばばばあちゃんの姿が、面白おかしく描かれています。
「これはいらないでしょ」
ツッコミを入れながら、楽しんで読み進めることができます。
「笑って楽しめる」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- へろへろおじさん
とても不運なおじさんの一日を描いた物語 - まないたにりょうりをあげないこと
食べ物に目がないまな板が、コックからもらった料理で太りすぎて大変なことになる絵本
対象年齢
実際に読んでみて感じた、いそがしいよるの対象年齢は3歳以上。
| 対象年齢 | 3歳以上 |
| 文字量 | 適度 |
| 物語の内容 | わかりやすい |
| 文章のリズム | 良い |
文字量は適度、テンポ良くシンプルな物語が進む、読みやすい絵本です。
3歳前半から楽しめます。
こんな方におすすめ！
いそがしいよるがどんな人におすすめか、「特におすすめ！」「おすすめ！」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
目的別おすすめ度
| 子供の想像力や遊び心を育てたい | |
| 笑って楽しめる絵本を探している | |
| 子供が共感できる絵本を探している | |
| ロングセラーの名作絵本を探している | |
特におすすめ！
子供の想像力や遊び心を育てたい方！
星空の下で寝るという、とてもユニークな遊びが描かれています。
子供にとって新鮮で、刺激的なものになること間違いありません。
おすすめ！
笑って楽しめる絵本を探している方！
ロマンティック思い付きが一転、家中のものを運び出すという、ユーモアあふれる物語です。
子供が共感できる絵本を探している親御さん！
子供のように遊ぶばばばあちゃんは、子供にとって共感できる魅力的なキャラクターです。
【関連する絵本】
ちいさな かいじゅう モッタ
どろんこハリー
ロングセラーの名作絵本を探している方！
この絵本は、1987年に初版が出てから30年以上も愛され続けている名作絵本です。
【関連する絵本】
三びきのやぎのがらがらどん
だるまちゃんとてんぐちゃん
こんな方は別の絵本を！
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
ふざけすぎている絵本はちょっと……と思う親御さん！
豪快で野性的なばばばあちゃんの性格に、共感できない方にはこの絵本はお勧めできません。
そんな方には、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
こんとあき
そらまめくんのベッド
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、いそがしいよるの魅力を以下に紹介します。
ばばばあちゃんのキャラクター
ロマンと笑いのコントラスト
ばばばあちゃんのキャラクター
子供心を忘れていない、ばばばあちゃん。
家中のものを運び出す姿は、まるで子供のように無邪気で楽しそう。
そんなばばばあちゃんのキャラクターは、子供にとって共感できる魅力的なキャラクターに映るはずです。
子供より子供心を持っているのが、ばばばあちゃんです。
ロマンと笑いのコントラスト
「星空を眺めながら寝たら気持ちいだろうな」
ロマンティックな思い付きが一転、家中のものを運び出すという、なんともシュールで滑稽な物語に。
このギャップが、読んでいる子供や大人の笑いを誘います。
ロマンと笑いのコントラストが、絶妙です。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、いそがしいよるで子供にどんなことを伝えるかは、これ！
自分の思いつきに、夢中になろう。
大人であるばばばあちゃんが、思いついたことを夢中になってやっている姿が、この絵本では描かれています。
大人だからできる子供のような遊びは、子供の想像力を刺激してくれるに違いありません。
思いついたことは、本気でやってみよう！
そんなことを伝えることができる絵本、ではないでしょうか。
夢中になるばばばあちゃんの姿は、星空よりきれいです。
この絵本を読んだ感想
ばばばあちゃんのような「子供のように夢中になって遊ぶ大人」が身近にいたら。
子供の想像力を育むために本当に大切なのは、子供心を忘れていない大人なんだろうなと考えさせられる絵本でした。
まとめ
今回は、いそがしいよるという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
| タイトル | いそがしいよる |
| 作・絵 | さとう わきこ |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 発行日 | 1987年9月15日 |
| ページ数 | 28ページ |
| 税込価格 | 990円 |
星空の下で寝ようとしたばばばあちゃんが、夜な夜な家中のものを庭に運び出す物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 子供の想像力や遊び心を育てたい方
- 笑って楽しめる絵本を探している方
- 子供が共感できる絵本を探している親御さん
- ロングセラーの名作絵本を探している方
名作絵本の宝庫！【福音館書店】の3歳向け人気絵本10選（おすすめTOP3も紹介）
