今回紹介する絵本は、偕成社の絵本「よかったねネッドくん」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
よかったねネッドくん
あ
- 子どもと読み聞かせを楽しみたい
- ユーモアあふれる絵本が好き
- 繰り返しの物語が好き
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「よかったねネッドくん」はこんな絵本
あ
タイトル | よかったねネッドくん |
作 | レミー・シャーリップ |
訳 | やぎたよしこ |
出版社 | 偕成社 |
発行日 | 1969年8月 |
ページ数 | 42ページ |
税込価格 | 1,540円 |
全国学校図書館協議会・選定図書に選ばれている絵本です。
あらすじ
よかったねネッドくんのあらすじを、ザックリ紹介します。
- ある日、ニューヨークに住むネッドくんに、パーティーの招待状が。
- でも、たいへん!パーティー会場は遠いフロリダ。
- よかった!友だちが飛行機を貸してくれた。
- でも、たいへん!飛行機は途中で爆発……。
幸運と不運とを交互に繰り返しながら冒険する、ネッドくんのお話です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたよかったねネッドくんの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 5/5点
スリル溢れるネッドくんの冒険に、ハラハラしながら笑える絵本です。
運が悪いのか、運が良いのか。
ネッドくんを襲う不運と、そんなネッドくんを救う幸運とが、ネッドくんの命運をもてあそぶ様子が描かれています。
次は何が起こるのか、楽しみながら読めます。
「ユーモア溢れる絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- コックのぼうしはしっている
レストランで働く嘘つきコックと、その嘘を頭の上で見ている「しゃべる帽子」とのやりとりを描いた物語 - せんたくかあちゃん
洗濯が大好きなかあちゃんが、家中のものや動物やカミナリ様まで洗濯してしまうという楽しいお話
対象年齢
実際に読んでみて感じた、よかったねネッドくんの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | とても少ない
|
物語の内容 | わかりやすい |
文章のリズム | とても良い
|
3歳前半から、楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
よかったねネッドくんがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
子どもと読み聞かせを楽しみたい |
|
ユーモアあふれる絵本が好き |
|
繰り返しの物語が好き |
|
特におすすめ!
子どもと読み聞かせを楽しみたい!
ネッドくんの冒険に、子供と一緒になってドキドキしたり、笑ったり。ときには、ツッコミを入れたり。親子で楽しみたい方にオススメできる絵本です。
おすすめ!
ユーモアあふれる絵本が好きな方!
運のいいことと悪いことが交互に起こるネッドくんの大冒険は、読んでいるだけで楽しくなります。
この絵本で、思い切り笑ってください。
【関連する絵本】
いそがしいよる
コックのぼうしはしっている
繰り返しの物語が好きな方!
交互にやってくる幸運と不運が、面白おかしく描かれた絵本です。
次に何が起こるのか、予測しながら読む楽しさがあります。
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、よかったねネッドくんの魅力を以下に紹介します。
奇想天外な展開
繰り返しの物語
奇想天外な展開
ネッドくんの冒険は、予測不能な展開が続きます。
飛行機が爆発したり、パラシュートに穴が開いたり……。
とんでもない災難が、繰り返しネッドくんを襲います。
でも、その都度、幸運がネッドくんを助けてくれる。
幸運と不運のコントラストが面白く、次はどうなるのかとワクワクします。
最後のオチも、見逃せません。
繰り返しの物語
交互にやってくる幸運と不運が、ネッドくんの命運をもてあそぶ様子が描かれています。
その繰り返しが、物語のテンポを高めてくれたり、次に何が起こるか予測しやすくしてくれたり。
繰り返しのパターンが好きな子供にとって、楽しみやすい絵本です。
大人にとっては「しつこい」くらいが、子供には丁度いいようです。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、よかったねネッドくんで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
悪いことばっかりじゃない
パーティーに向かう途中で色々なトラブルに巻き込まれますが、その都度、良いことが起こって助かる様子が描かれています。
飛行機が爆発しても、パラシュートがあったり。
そのパラシュートに穴が開いていても、地面には干し草の山があったり。
悪いことがあれば、きっと良いこともある。
前向きに生きる力を感じ取れる絵本です。
後ろ向きになっている余裕がない……のかも。
この絵本を読んだ感想
とんでもない幸運と不運の持ち主、ネッドくん。
生きていれば、良いことも悪いこともたくさんある。
でも、それらを前向きに受け止めることで、幸せな結末を迎えることができる。
そんな希望を感じ取れる絵本でした。
まとめ
今回は、よかったねネッドくんという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | よかったねネッドくん |
作 | レミー・シャーリップ |
訳 | やぎたよしこ |
出版社 | 偕成社 |
発行日 | 1969年8月 |
ページ数 | 42ページ |
税込価格 | 1,540円 |
幸運と不運とを交互に繰り返しながら冒険する、ネッドくんのお話です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 子どもと読み聞かせを楽しみたい
- ユーモアあふれる絵本が好き
- 繰り返しの物語が好き