今回紹介する絵本は、教育画劇の絵本「ぎょうれつのできるレストラン」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
ぎょうれつのできるレストラン
あ
- 夢を持つ子供たち
- 温かい動物たちの絵が好き
- 心温まる物語が好き
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「ぎょうれつのできるレストラン」はこんな絵本
あ
タイトル | ぎょうれつのできるレストラン |
作・絵 | ふくざわゆみこ |
出版社 | 教育画劇 |
発行日 | 2016年3月12日 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,540円 |
あらすじ
ぎょうれつのできるレストランのあらすじを、ザックリ紹介します。
- コックさんになりたいフクロウの子供のポーは、まだ小さいのでレストランの手伝いをさせてもらえません。
- ある日、風に飛ばされて地上に落ちたポーは、お芋のレストランを作りたいモグラに出会います。
- ポーはモグラのレストランで、おいも料理を次々に作って動物たちに振る舞うことに。
- ポーのお父さんとお母さんは、ポーのお料理を食べて感動し、コックに任命しますが、ポーは飛べなくて帰れない……。
コックさんになりたいフクロウの子どもポーが、レストランを開いて動物たちを喜ばせながら、自分の夢を実現する物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたぎょうれつのできるレストランの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
心温まる度 4/5点
夢を追うフクロウの子供、ポーの物語です。
彼は料理が苦手なモグラと出会い、夢に向かって大きな一歩を踏み出します。
この絵本は、夢を持つことの大切さ、努力する価値、そして周囲の人々との絆を温かく描いた心温まる物語です。
愛らしいキャラクターたちは、見ているだけでもほっこりします。
「心温まる絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
対象年齢
実際に読んでみて感じた、ぎょうれつのできるレストランの対象年齢は4歳以上。
対象年齢 | 4歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | 適度
|
文章のリズム | 適度
|
4歳前半ごろから楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
ぎょうれつのできるレストランがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
夢を持つ子供たち |
|
温かい動物たちの絵が好き |
|
心温まる物語が好き |
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特におすすめ!
夢を持つ子供たち!
自分の夢を見つけ、それを追いかける勇気を持つ子供たちに、夢を追い続ける大切さを教えます。
子供の「やりたい!」という気持ちをサポートし、夢を実現するための環境を整えることの重要性を感じ取れる作品でもあります。
おすすめ!
温かい動物たちの絵が好き!
見ているだけで幸せな気持ちになれるような、優しいタッチで描かれる動物たちの絵が魅力の絵本です。
【関連する絵本】
しろいうさぎとくろいうさぎ
しんせつなともだち
心温まる物語が好き!
この物語は、夢を持つことの大切さと、それを追いかけることの素晴らしさを、心温まるストーリーを通して伝えています。
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
深いメッセージや教訓が得られる絵本を探している方
この絵本は、夢を持つことの価値と、それを追いかける過程での成長と絆を感じることができる作品です。
しかし、しっかりとした教訓が得られる絵本を探している方にはお勧めできません。
【おすすめする絵本】
おまえ うまそうだな
そらまめくんのベッド
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、ぎょうれつのできるレストランの魅力を以下に紹介します。
美味しそうなお芋の料理
森の動物たちの優しさ
美味しそうなお芋の料理
スイートポテト、お芋のグラタン、お芋のカップケーキ、お芋のタルト、大学芋……。
料理はできないけど、自慢のお芋をみんなに食べて欲しい、モグラ。
料理はできるのに、料理をさせてもらえない、ポー。
そんな2人が手を組んで開いた、お芋のレストランの料理に、読んでいてお腹が空いてきます。
ふくざわゆみこ さんが描く料理は、本当に美味しそうです。
森の動物たちの優しさ
地上でお芋のレストランを手伝った、ポー。
お父さんとお母さんにその腕を認めてもらいますが、まだ上手に飛ぶことができないので、木の上に帰れない!!
しかし、ポーのお料理を食べた動物たちは、ポーを見捨てません。
「僕たちに任せて!」
木の幹に沿ってレストランまでの階段を作ってくれるのです。
森の動物たちの優しさに、心温まる物語です。
木の上のレストランも、動物たちが行けるようになって大繁盛!
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、ぎょうれつのできるレストランで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
夢を追いかける素晴らしさ
この物語の中心にいるのは、コックになるという夢を抱くフクロウの子供、ポー。
ポーは、料理の苦手なモグラとの偶然の出会いを通じて、自分の夢に一歩近づきます。
モグラは自慢のお芋を皆に食べてもらいたいと願っていましたが、料理が上手くできずに困っていました。
そこにポーが現れ、彼の夢とモグラの願いが一致したのです。
この絵本は、子供たちが「やりたい!」と思うことを実現できる場を作ってあげることの重要性を、親にも気づかせます。
ポーのように、夢を持っている子供たちは、その夢を追いかける過程で、予期せぬチャンスに出会うかもしれません。
そして、そのチャンスを活かすことで、夢に近づくことができるのです。
この物語は、夢を持つことの大切さと、それを追いかけることの素晴らしさを、心温まるストーリーを通して伝えています。
夢を持ち続け、それを追いかける勇気を与えてくれる絵本です。
この絵本を読んだ感想
ポーの作る料理が、なんとも美味しそうに描かれています。
スイートポテト、お芋のグラタンは、サツマイモが美味しい秋にぴったりのメニュー。
秋に読むと、より一層楽しめる絵本ではないでしょうか。
ポーの夢に共感したり。
動物たちのやりとりに笑ったり、感動したり。
美味しいものの力を感じながら、楽しめる絵本です。
まとめ
今回は、ぎょうれつのできるレストランという絵本を紹介いたしました。
Amazonやメルカリなどのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | ぎょうれつのできるレストラン |
作・絵 | ふくざわゆみこ |
出版社 | 教育画劇 |
発行日 | 2016年3月12日 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,540円 |
コックさんになりたいフクロウの子どもポーが、レストランを開いて動物たちを喜ばせながら、自分の夢を実現する物語です。
【対象年齢】
4歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 夢を持つ子供たち
- 温かい動物たちの絵が好き
- 心温まる物語が好き