今回紹介する絵本は、偕成社の絵本「どろぼうがっこう」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
どろぼうがっこう
あ
- 笑える絵本を探している
- ロングセラーの名作絵本を探している
- 絵本が苦手な子供でも楽しめる絵本を探している
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「どろぼうがっこう」はこんな絵本
あ
タイトル | どろぼうがっこう |
作・絵 | かこさとし |
出版社 | 偕成社 |
発行日 | 1973年3月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,100円 |
あらすじ
どろぼうがっこうのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 村はずれにある泥棒学校の校長先生は、世にも名高い「くまさかとらえもん」。
- 生徒たちに宿題を出しながら、泥棒のイロハを教えます。
- 明日は遠足! 持ち物はねじ回し、出刃包丁! 集合は夜10時!
- 先生と生徒たちは、金持ち村の一番大きな建物に忍び込み……。
間抜けな泥棒学校の先生と生徒たちの、世にもおかしな授業風景を描いた物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたどろぼうがっこうの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 5/5点
泥棒を教える「くまさか とらえもん」先生と、間抜けな生徒たちの、面白おかしい悪さに笑える絵本です。
可笑しな盗み?を働いたり。
とんでもない場所に、忍び込んでみたり。
予測不能な泥棒たちの、ユーモラスな物語です。
実はこの泥棒たち、絵本の中で本当に悪いことは何一つしていない(出来ていない)……。
「笑える絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- かえるをのんだととさん
腹痛のととさんが、和尚さんの助言でカエルを飲んだら、お腹の中で騒動が起こり、次々にいろいろなものを飲み込む羽目になる不思議な物語 - いそがしいよる
星空の下で寝ようとしたばばばあちゃんが、夜な夜な家中のものを庭に運び出す物語
対象年齢
実際に読んでみて感じた、どろぼうがっこうの対象年齢は4歳以上。
対象年齢 | 4歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | 適度
|
文章のリズム | 良い
|
4歳前半ごろから楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
どろぼうがっこうがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
笑える絵本を探している |
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ロングセラーの名作絵本を探している |
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絵本が苦手な子供でも楽しめる絵本を探している |
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特におすすめ!
笑える絵本を探している!
自分の家にあった靴を盗んだり、アリの卵を盗んだり、学校の黒板盗んだり……。
怖そうなんだけど、あまりにも間抜けで可愛く見えてしまう泥棒たちに、大笑いできる絵本です。
おすすめ!
ロングセラーの名作絵本を探している方!
この絵本は、1973年に初版が出てから50年以上も愛され続けている名作絵本です。
絵本が苦手な子供でも楽しめる絵本を探している!
ワクワクするタイトルに、興味を惹かれ。
ユーモラスなストーリーに、思わず笑ってしまう。
絵本の得手不得手を問わず、多くの子供たちに愛される絵本です。
【関連する絵本】
「バムとケロ」シリーズ
おまえ うまそうだな
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
泥棒を美化しているように感じてしまう……。
この絵本では、泥棒が子どもたちの夢や冒険心を刺激するものとして描かれています。
それが社会のルールや道徳に反すると感じる方は、この絵本をお勧めできません。
【おすすめする絵本】
そらいろのたね
そらまめくんのベッド
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、どろぼうがっこうの魅力を以下に紹介します。
ユニークな設定
間抜けで一生懸命な泥棒たち
ユニークな設定
泥棒を教える学校、という一風変わった設定の絵本です。
学校では、どんなことを教わるのか。
どんな先生がいるのか。
泥棒たちの遠足って、いったいどんな遠足なのか……。
内容が気になって仕方がない設定に、想像力を掻き立てられる絵本です。
かこさとしさんの遊び心がふんだんに込められた絵本です。
間抜けで一生懸命な泥棒たち
「明日までに、何か泥棒をしてきなさい」
くまさか先生からの宿題に対して、間抜けな泥棒学校の生徒たちは、とんでもない泥棒をしてくることに。
自分の家にあった靴、アリの卵、学校の黒板……。
そんな生徒たちに、くまさか先生はカンカン。
でも、そんなくまさか先生も遠足でとんでもない失敗を……。
怖そうなんだけど、あまりにも間抜けで可愛く見えてしまう泥棒たちに、大笑いできる絵本です。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、どろぼうがっこうで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
泥棒すると、捕まっちゃうよ
「抜き足、差し足、忍び足、泥棒学校の遠足だ」
誰にも気づかれないように、コッソリと忍び込む泥棒たち。
かくれんぼしているみたいで、なんだか、楽しそう……。
でも、この絵本の最後では、どろぼうがっこうの一行は、町で一番大きな建物に忍び込んだことで、刑務所に入ることになります。
最後のシーンは、とてもおもしろくて笑えますが、同時に「泥棒すると、捕まっちゃうよ」というメッセージを伝えています。
このメッセージは、子どもたちに社会のルールや道徳を教えるものではないでしょうか。
ユニークな設定の中にも、教訓を感じ取れる作品です。
この絵本を読んだ感想
ワクワクするタイトル、どろぼうがっこう。
怖そうな泥棒学校の生徒たちが、いろいろな悪さをするお話です。
しかし、実はとんでもなく「間抜け」で、失敗ばかり。
そんな生徒たちを教える「くまさかとらえもん」先生も、最後には……。
予測不能な展開やオチが、とてもおもしろくて笑えます。
子供の心をわしづかみすること間違いなしの、名作絵本です。
まとめ
今回は、どろぼうがっこうという絵本を紹介いたしました。
Amazonやメルカリなどのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | どろぼうがっこう |
作・絵 | かこさとし |
出版社 | 偕成社 |
発行日 | 1973年3月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,100円 |
ちょっと間抜けな泥棒学校の先生と生徒たちの、世にもおかしな授業風景を描いた物語です。
【対象年齢】
4歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 笑える絵本を探している
- ロングセラーの名作絵本を探している
- 絵本が苦手な子供でも楽しめる絵本を探している