今回紹介する絵本は、福音館書店の絵本「そらいろのたね」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
名作絵本の宝庫!【福音館書店】の4歳向け人気絵本10選(おすすめTOP3も紹介)
そらいろのたね
あ
- 独り占めしようとする子供を、何とかしつけたいと思う親御さん
- しつけに効く絵本を探している
- ロングセラーの名作絵本を探している方
- 空想力や想像力を育みたい方
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「そらいろのたね」はこんな絵本
あ
タイトル | そらいろのたね |
作 | なかがわ りえこ |
絵 | おおむら ゆりこ |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 1967年1月20日 |
ページ数 | 28ページ |
税込価格 | 1,100円 |
この絵本は、50年以上も読み継がれている、福音館書店の絵本です。
あらすじ
そらいろのたねのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 模型飛行機で遊んでいたゆうじは、ある日、きつねが持っていた空色の種と交換をすることに。
- その種からは空色の家が生え、どんどん大きく育っていき、友達や動物たちが遊びに来るようになります。
- そんなとき、きつねが現れて空色の家を自分だけのものにしようと、みんなを家から追い出してしまいます。
- すると、空色の家はさらに大きくなって……。
きつねからもらった空色の種が大きく育って、みんなの遊び場になる物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたそらいろのたねの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
メッセージ性 5/5点
分かち合うことの大切さを、教えてくれる絵本です。
空色の家を独り占めしようとしたきつねが、空色の家も、友達も失ってしまう様子が描かれています。
かわいい絵で描かれながらも、「悪い行いは、悪い結果をもたらす」ことが表現されています。
「分かち合うことの大切さを教えてくれる絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
心温まる度 1/5点
バッドエンドで終わる、珍しい絵本です。
空色の家は弾けてなくなり、友達もいなくなってしまう。
自分勝手なきつねに与えられた、なんとも厳しい教訓が描かれています。
教訓をしっかりと伝えたい方に、ぴったりの絵本です。
「教訓をしっかりと伝えたい絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
対象年齢
実際に読んでみて感じた、そらいろのたねの対象年齢は4歳以上。
対象年齢 | 4歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | わかりやすい
|
文章のリズム | 良い
|
シンプルなストーリーでテンポよく物語が進んでいくので、読みやすい絵本です。
3歳後半の子供でも楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
そらいろのたねがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
独り占めしようとする子供を、何とかしつけたい |
|
しつけに効く絵本を探している |
|
ロングセラーの名作絵本を探している方 |
|
空想力や想像力を育みたい方 |
|
特におすすめ!
独り占めしようとする子供を、何とかしつけたいと思う親御さん!
独り占めした結果、空色の家も、友達も失ってしまうきつねの姿が描かれています。
悪い行いは、悪い結果をもたらすことをしっかり伝えたい方におすすめです。
おすすめ!
しつけに効く絵本を探している!
自分勝手なきつねに、厳しい教訓を与えて終わる絵本です。
「やんわり」ではなく、しっかりとしつけに効く絵本を探している方にはおすすめです。
ロングセラーの名作絵本を探している方!
この絵本は、1967年に初版が出てから、長らく読み継がれてきた絵本です 。
【関連する絵本】
三びきのやぎのがらがらどん
だるまちゃんとてんぐちゃん
空想力や想像力を育みたい方!
家が生えてくるという、不思議な設定の絵本です。
空想遊びの世界を、そのまま絵本にしたような魅力があります。
【関連する絵本】
きょだいなきょだいな
めっきらもっきらどおんどん
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
ハッピーエンドで終わる絵本が好きな方!
この絵本は、きつねが厳しい仕打ちを受けて終わるバッドエンドの物語です。
心温まるハッピーエンドの絵本が好きな方には、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
そらまめくんのベッド
しんせつなともだち
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、そらいろのたねの魅力を以下に紹介します。
想像力を刺激する空色の種
友情や共感が学べる
想像力を刺激する空色の種
空色の種から空色の家が生えてくる、という不思議な設定です。
家がどんどん大きく育つ描写は、子供たちの想像力を刺激してくれます。
自分だったらどんな家を育てたいか、空色の種からどんなものが育ったら嬉しいかを考えることができます。
子どもたちの想像力を刺激しながら楽しめる絵本です。
友情や共感が学べる
主人公のゆうじは、空色の家をみんなのものとして楽しく遊んでいました。
一方きつねは、もとは自分のものなのだからとみんなを追い出した結果、散々な目に。
きつねの姿を通して、他者と仲良くすることや分かち合うことの大切さを学ぶことができます。
ゆうじが楽しんでいる描写が対比して描かれているので、教訓が伝わりやすいです。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、そらいろのたねで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
分かち合うことの、大切さ
主人公のゆうじがみんなと楽しく遊んでいる間、空色の家は、さらに多くの友達が遊べるようにと大きく成長していきます。
しかし、きつねが空色の家を独り占めしたことで、空色の家に異変が。
結果として、きつねは、空色の家も、友達も失ってしまうことになりました。
独り占めしようとすると、何もなくなってしまう、つまらなくなってしまうということを教えます。
この絵本を読んだ感想
子供は、独り占めしたがるものです。
自分のおもちゃやお菓子を他の子にあげたくないという気持ちは、誰にでもあります。
この絵本は、そんな子供へのメッセージ性に富んだ絵本です。
普遍的なテーマだからこそ、50年以上も読み継がれているんだなと感じました。
まとめ
今回は、そらいろのたねという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | そらいろのたね |
作 | なかがわ りえこ |
絵 | おおむら ゆりこ |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 1967年1月20日 |
ページ数 | 28ページ |
税込価格 | 1,100円 |
きつねからもらった空色の種が大きく育って、みんなの遊び場になる物語です。
【対象年齢】
4歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 独り占めしようとする子供を、何とかしつけたいと思う親御さん
- しつけに効く絵本を探している
- ロングセラーの名作絵本を探している方
- 空想力や想像力を育みたい方
名作絵本の宝庫!【福音館書店】の4歳向け人気絵本10選(おすすめTOP3も紹介)