今回紹介する絵本は、文溪堂の絵本「バムとケロのもりのこや」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介
バムとケロのもりのこや
あ
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- お出かけを楽しむ絵本を探している
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「バムとケロのもりのこや」はこんな絵本
あ
タイトル | バムとケロのもりのこや |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 2011年1月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
シリーズ累計500万部を突破したバムとケロシリーズの5作目となる作品です。
あらすじ
バムとケロのもりのこやのあらすじを、ザックリ紹介します。
- バムとケロは森の中で、誰も住んでいない古い小屋を見つけました。
- 2人はボロボロな小屋の手入れをして、秘密の小屋にすることに。
- ペンキを塗った翌日、小屋に行ってみると、友達のかいちゃんがベンチにくっついてる……。
- どうやら星を見ていたらしい……、そうだ、今夜この小屋で秘密の星を見る会を開こう!!
森で見つけた古い小屋で、自分たちだけの「秘密の小屋」を作り、「秘密の星を見る会」を開こうとする、バムとケロと仲間たちの物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたバムとケロのもりのこやの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 4/5点
「秘密の星を見る会」のとんでもない結末が笑える絵本です。
完成した秘密の小屋に、秘密の荷物を運びこんで。
秘密のハシゴをかけて。
秘密の伝言箱に、秘密のベルに……。
準備につかれて眠ってしまう、バム。
目を覚ますとなぜか、たくさんの仲間が集まってる!!
全然秘密じゃない!
結局、「みんなで星を見る会」に変更となりました。
「結末が笑える絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- かえるをのんだととさん
腹痛のととさんが、和尚さんの助言でカエルを飲んだら、お腹の中で騒動が起こり、次々にいろいろなものを飲み込む羽目になる不思議な物語 - いそがしいよる
星空の下で寝ようとしたばばばあちゃんが、夜な夜な家中のものを庭に運び出す物語
対象年齢
実際に読んでみて感じた、バムとケロのもりのこやの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | わかりやすい
|
文章のリズム | 良い
|
3歳前半ごろから楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
バムとケロのもりのこやがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している |
|
定番の絵本を探している |
|
お出かけを楽しむ絵本を探している |
|
特におすすめ!
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している!
漫画のようなコマ割りで、物語を視覚的に追いやすい絵本です。
また、絵の中に小さな発見が散りばめられているのも、嬉しいポイントです。
読み聞かせにすぐに飽きてしまう子供でも、飽きずに見ていられる絵本です。
おすすめ!
定番の絵本を探している!
シリーズ累計500万部以上売れている、超人気絵本シリーズの5作目となる絵本です。何を読みたいか困っているのであれば、絶対にお勧めできる絵本です。
【関連する絵本】
そらまめくんのベッド
だるまちゃんとてんぐちゃん
秘密基地を楽しむ絵本を探している!
森で見つけた古い小屋を、秘密基地にしようと準備を進めるバムとケロの物語。
自分だけの場所を作っていく、ワクワク感を感じることができる作品です。
【関連する絵本】
いそがしいよる
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
メッセージ性を持った絵本を探している。
バムとケロちゃんの楽しさに共感したり、家族愛や友達愛を感じることができる絵本です。
子供に訴えかける明確なメッセージを持つ絵本を探している方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
そらいろのたね
そらまめくんのベッド
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、バムとケロのもりのこやの魅力を以下に紹介します。
秘密?の星を見る会
細かい描写に隠された秘密
秘密?の星を見る会
森で見つけた古い小屋には、空が良く見える天窓が。
この秘密の小屋で、今夜、秘密の星を見る会を開こう!
準備を済ませてウトウトと眠ってしまい、起きてみると……。
なんと小屋には、たくさんの仲間が大集合。
結局、みんなで星を見る会に変更することに。
全然秘密じゃなくなっているオチが、何度読んでも笑えます。
一体だれが、秘密を漏らしてしまったのか……。
細かい描写に隠された秘密
秘密の星を見る会が、みんなで星を見る会になってしまった原因が、実はしっかりと描かれているのです。
バムとケロとソレちゃんが森の小屋を修理しているなか、おじぎちゃん(3本耳のうさぎ)が現れます。
その姿を追っていくと、モグラのモルとこそこそ話。
そして今度はモルが、いまちゃん(今川焼を頭に乗せた白い犬)とこそこそ話。
その後も、裏でみんながこそこそ話している様子がたくさん。
細かい描写に隠された秘密が楽しい絵本です。
今作はただの絵探しではなく、サブストーリーが小さく描かれていて面白い。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、バムとケロのもりのこやで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
秘密基地って、楽しい
森で見つけた、古い小屋。
バムとケロは、小屋を修理したり、掃除したり、飾りつけたりして、自分たちの好きなように変えていきます。
秘密の荷物を運びこんで。
秘密のハシゴをかけて。
秘密の伝言箱に、秘密のベルに……。
子供ならだれでも憧れる「秘密基地」を作る2人の様子に、見ていてワクワクしてきます。
この本を読んだ後、クローゼットに大量のおもちゃを運んでいく、我が子の姿が……。
この絵本を読んだ感想
やっぱり、どうしても目が行ってしまうのが、ケロちゃん。
たたき起こされて、寝ぼけ眼で朝食を食べていたり。
カビたドーナッツを食べようとしたり。
おじぎちゃんとの糸電話に夢中になりすぎたり。
見ているだけで癒される、自由なケロちゃんが楽しい作品。
シリーズの中で、最も好きな1冊です。
まとめ
今回は、バムとケロのもりのこやという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | バムとケロのもりのこや |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 2011年1月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
森で見つけた古い小屋で、自分たちだけの「秘密の小屋」を作り、「秘密の星を見る会」を開こうとする、バムとケロと仲間たちの物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- お出かけを楽しむ絵本を探している
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介