今回紹介する絵本は、童心社の絵本「くろくんとふしぎなともだち」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
お絵描きが楽しくなるクレヨン絵本【くれよんのくろくん】シリーズ|読む順番も紹介
くろくんとふしぎなともだち
あ
- お絵描きが好きな子供
- 想像力を育みたい
- なかやみわさんの絵本が好き
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「くろくんとふしぎなともだち」はこんな絵本
あ
タイトル | くろくんとふしぎなともだち |
作・絵 | なかやみわ |
出版社 | 童心社 |
発行日 | 2004年8月23日 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,320円 |
「くれよんのくろくんシリーズ」の2作目となる作品です。
あらすじ
くろくんとふしぎなともだちのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 散歩に出かけてバスや船のおもちゃと出会った、クレヨンのくろくん。
- 画用紙に道路や海を描いて、一緒に遊びます。
- 他の色の仲間を連れておもちゃに会いに行くと、そこには新幹線が。
- 街やレールを描いて、新幹線が走り出すと……。
画用紙に描いた道路や海、線路を使って、バスや船、新幹線などの乗り物たちと遊ぶ様子が描かれた物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたくろくんとふしぎなともだちの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 4/5点
お絵描きの楽しい世界に浸れる、絵本です。
くろくんが出会った、バスや船、電車のおもちゃと、画用紙の上で遊ぶ様子が描かれています。
道路を描いたら、バスが泊まれるバス停を描いて。
海を描いたら、船が泊まれる港を描いて。
自分で物語を考えながら、現実のおもちゃをその世界で遊ばせる。
お絵描き遊びの楽しさがふんだんに盛り込まれた物語です。
描くだけじゃない、お絵描き遊びの楽しさを感じられる絵本です。
「遊びを楽しめる絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- だるまちゃんとてんぐちゃん
友だちのものを欲しがるだるまちゃんが、自分で工夫して楽しく見立てて遊ぶ物語 - バムとケロのにちようび
お家で過ごすバムとケロちゃんの、雨の日の一日が描かれた物語
対象年齢
実際に読んでみて感じた、くろくんとふしぎなともだちの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | やや多い
|
物語の内容 | わかりやすい
|
文章のリズム | 適度
|
3歳半ごろがおすすめの絵本です。
こんな方におすすめ!
くろくんとふしぎなともだちがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
お絵描きが好きな子供 |
|
想像力を育みたい |
|
なかやみわさんの絵本が好き |
|
特におすすめ!
お絵描きが好きな子供!
お絵描きの楽しさが詰まった絵本です。
道路、海、線路を描いて。
ただ絵を描くだけでなく、おもちゃを組み合わせて遊ぶ様子が、とても楽しい絵本です。
おすすめ!
想像力を育みたい!
自分だったらどんな絵を描いて、乗り物を走らせるか。
どんなおもちゃを、絵の世界で遊ばせるか。
そんな想像を楽しみなが読める絵本です。
【関連する絵本】
めっきらもっきらどおんどん
まないたにりょうりをあげないこと
なかやみわさんの絵本が好き!
温かくて可愛いキャラクターが魅力の、なかやみわさんの絵本。
学びや教訓を感じ取れる作品がたくさんあります。
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
文字が多い絵本はちょっと……。
この絵本は、やや文字量が多いため、読み聞かせに慣れていない子供は飽きてしまう可能性があります。
文字が少ない絵本を楽しみたい方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
きょだいなきょだいな
しんせつなともだち
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、くろくんとふしぎなともだちの魅力を以下に紹介します。
お絵描き遊び
ハラハラする展開
お絵描き遊び
道路、海、線路を描いて。
乗り物のおもちゃを、画用紙の上で走らせるお絵描き遊びが楽しい絵本です。
ただ絵を描くだけでなく、おもちゃを組み合わせて遊ぶ。
お絵描き遊びの幅を広げてくれる作品です。
自分の好きな街、コースを作って遊ぶ楽しさが伝わる物語です。
ハラハラする展開
くろくんが仲間を連れて出会った、新幹線のおもちゃ。
「驚くほど速くて走ったら危ないから、僕は走れないよ。」
そういう新幹線も、目の前に線路が描かれると居ても立っても居られなくなって……。
物凄いスピードで走る新幹線が、線路を描くくろくんにぶつかりそう!!
ハラハラする展開が、物語により一層のめり込ませてくれる魅力があります。
遊びに夢中になりすぎるのも、ほどほどにしないとね。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、くろくんとふしぎなともだちで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
自由な発想で、お絵描きを楽しもう
好きな街を描いたり。
好きな道を描いたり。
どこまでも続く線路を描いたり。
真っ白な画用紙を使って、乗り物で遊ぶ場所を描くクレヨンたちの様子が描かれています。
絵を描くのが苦手な子供でも、お気に入りのおもちゃと一緒なら、お絵描きを楽しめるはずです。
自由な発想でお絵描きを楽しむことの素晴らしさを、教えてくれます。
ごっこ遊びが好きな子供に、特におすすめです。
この絵本を読んだ感想
前作くれよんのくろくんでは、仲間外れにされて、あまり使われなかったくろくん。
今作では、他のどんな色よりもたくさん描いて、頭が一番減っています。
成長したくろくんは、自分の色を活かして、乗り物たちの世界を作り出しています。
しかし、物語の途中で、喧嘩をして反省するクレヨンたち。
そんな彼らの失敗と反省をみながら、学ぶことが多い絵本です。
まとめ
今回は、くろくんとふしぎなともだちという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | くろくんとふしぎなともだち |
作・絵 | なかやみわ |
出版社 | 童心社 |
発行日 | 2004年8月23日 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,320円 |
画用紙に描いた道路や海、線路を使って、バスや船、新幹線などの乗り物たちと遊ぶ様子が描かれた物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- お絵描きが好きな子供
- 想像力を育みたい
- なかやみわさんの絵本が好き
お絵描きが楽しくなるクレヨン絵本【くれよんのくろくん】シリーズ|読む順番も紹介