今回紹介する絵本は、福音館書店の絵本「ぐりとぐら」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
ぐりとぐら
あ
- 長く読み継がれている絵本を探している
- 分かち合う心を育みたい
- 料理や食べることが好き
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「ぐりとぐら」はこんな絵本
あ
タイトル | ぐりとぐら |
作 | なかがわ りえこ |
絵 | おおむら ゆりこ |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 1967年1月20日 |
ページ数 | 28ページ |
税込価格 | 1,100円 |
50年以上も読み継がれている、福音館書店の絵本です。
あらすじ
ぐりとぐらのあらすじを、ザックリ紹介します。
- お料理すること、食べることが大好きな、野ねずみのぐりとぐら。
- ある日、森で見つけた大きな卵でカステラを作ることにします。
- 卵は大きすぎて運べないので、その場で料理することに。
- 匂いにつられてやってきた動物たちと一緒に、カステラを食べました。
野ねずみの「ぐりとぐら」が、森で見つけた巨大な卵でカステラを作るお話です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたぐりとぐらの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
心温まる度 5/5点
みんなと分かち合う楽しさや喜びを感じ取れる、心温まる絵本です。
ぐりとぐらが作る、巨大なカステラの匂いにつられてやってきた森の動物たち。
たくさんの仲間と一緒に、カステラを分け合って楽しく食べる様子が描かれています。
みんなで食べる方が、美味しいに決まってる。
「分かち合う姿に、心温まる絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- そらまめくんのベッド
ふわふわのベッドを失くしたそらまめくんが、ベッドを見つけ、大切なことに気付く様子が描かれた物語 - しんせつなともだち
子うさぎがひろったかぶが、やさしさの連鎖を生み出すお話
対象年齢
実際に読んでみて感じた、ぐりとぐらの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | わかりやすい |
文章のリズム | 良い
|
3歳前半から、楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
ぐりとぐらがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
長く読み継がれている絵本を探している |
|
分かち合う心を育みたい |
|
料理や食べることが好き |
|
特におすすめ!
長く読み継がれている絵本を探している!
1967年に出版されてから、今もなおトップセラーを続けている絵本。
親から子へ、子から孫へと大切に読み継がれている不朽の名作です。
子どもの頃に感じた楽しさや感動を思い出しながら、子供と共有しながら楽しめます。
おすすめ!
分かち合う心を育みたい方!
巨大なカステラを、森の動物たちと分け合って楽しそうに食べる様子が描かれています。
みんなで共有することの楽しさを子供に伝えたい方におすすめです。
料理や食べることが好きな方!
自分でも料理をしたくなったり、カステラを食べたくなったり。
ぐりとぐらの料理の様子は、目にも舌にも魅力的です。
【関連する絵本】
たべものやさん しりとりたいかい かいさいします
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
大きな展開のある絵本を求めている方……
料理すること食べることに夢中な、ぐりとぐらの様子を描いた絵本です。
物語に大きな展開はありません。
物語に抑揚を求めている方には、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
そらいろのたね
めっきらもっきらどおんどん
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、ぐりとぐらの魅力を以下に紹介します。
美味しそう
楽しそう
美味しそう
ぐりとぐらが巨大な卵でカステラを作る様子が、とても美味しそうに描かれています。
巨大なボールでカステラの生地を混ぜて、巨大なフライパンに流し込んで蓋をして……。
ふんわり黄色いカステラの完成!
匂いにつられて集まってきた、森の動物たちの満足そうな顔からも、美味しさが伝わってきます。
今日のおやつは、カステラに決まり。
楽しそう
遊び心溢れるぐりとぐらの一日が、楽しそうに描かれています。
巨大な卵を運ぼうと、苦戦したり。
巨大なボールやフライパンで、カステラを作ったり。
巨大な卵の殻で、車を作ったり。
料理に興味を持つきっかけにもなります。
自分でも料理してみたくなると思います。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、ぐりとぐらで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
仲間と分かち合う、喜び
トカゲ、イノシシ、モグラ、ヘビ、ゾウ、オオカミ……。
巨大なカステラが焼きあがるのを待っていると、鼻を鳴らしながら続々と集まってくる森の動物たち。
ぐりとぐらは、みんなで食べる方が美味しいことを知っているのでしょう。
もちろん、みんなと分け合って食べることに。
そんな森での温かいひと時が、仲間と分かち合う楽しさや喜びを感じ取れるように描かれています。
分かち合いの心を育む、最初の絵本に是非。
この絵本を読んだ感想
この絵本は、50年以上も前から読み継がれていて、500万部以上も売れています。
親、自分、子供、孫……。
世代を超えて読み継がれていく素晴らしさが、この絵本にはあります。
ぐりとぐらの楽しい日常を描いたこの絵本は、子供にとっては夢のような世界であり、大人にとっては懐かしさや癒しを与えてくれる作品です。
私にとって、この絵本はかけがえのない宝物です。
まとめ
今回は、ぐりとぐらという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | ぐりとぐら |
作 | なかがわ りえこ |
絵 | おおむら ゆりこ |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 1967年1月20日 |
ページ数 | 28ページ |
税込価格 | 1,100円 |
野ねずみの「ぐりとぐら」が、森で見つけた巨大な卵でカステラを作るお話です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 長く読み継がれている絵本を探している
- 分かち合う心を育みたい
- 料理や食べることが好き