今回紹介する絵本は、文溪堂の絵本「バムとケロのそらのたび」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介
バムとケロのそらのたび
あ
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- 冒険ものの絵本を探している
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「バムとケロのそらのたび」はこんな絵本
あ
タイトル | バムとケロのそらのたび |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 1995年10月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
シリーズ累計500万部を突破したバムとケロシリーズの2作目となる作品で、全国学校図書館協議会選定図書、日本子どもの本研究会選定図書に選ばれた絵本です。
あらすじ
バムとケロのそらのたびのあらすじを、ザックリ紹介します。
- ある日、バムのお爺ちゃんから組み立て式飛行機とお手紙が届きます。
- 飛行機に乗って、お爺ちゃんの誕生日のお祝いに出かけることに。
- 玉ねぎ山脈、リンゴ山、カボチャ火山……。
- 無事にお爺ちゃんの家にたどり着くことができるのでしょうか。
誕生日のお爺ちゃんをお祝いするために、数々の困難を乗り越えながら飛行機でお爺ちゃんの家を目指すバムとケロの物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたバムとケロのそらのたびの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 4/5点
バムとケロのコミカルな冒険に、笑える絵本です。
2人がお爺ちゃんの家を目指す道のりで、いくつものユニークな難所に遭遇する様子が描かれています。
玉ねぎ山脈で、ゴーグルの装着が遅れたケロちゃんの目から涙がこぼれたり。
海の上を飛んでいると、大ウミヘビに食べられそうになったり。
難所に会うたびに見せてくれる、2人の仕草や表情にくすっと笑えます。
悲惨な目に合うケロちゃんが、見ていてとにかく面白い。
「コミカルな冒険を描いた絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
対象年齢
実際に読んでみて感じた、バムとケロのそらのたびの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | わかりやすい
|
文章のリズム | 良い
|
3歳前半ごろから楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
バムとケロのそらのたびがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している |
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定番の絵本を探している |
|
冒険ものの絵本を探している |
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特におすすめ!
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している!
漫画のようなコマ割りで、物語を視覚的に追いやすい絵本です。
また、絵の中に小さな発見が散りばめられているのも、嬉しいポイントです。
読み聞かせにすぐに飽きてしまう子供でも、飽きずに見ていられる絵本です。
おすすめ!
定番の絵本を探している!
シリーズ累計500万部以上売れている、超人気絵本シリーズの2作目となる絵本です。何を読みたいか困っているのであれば、絶対にお勧めできる絵本です。
【関連する絵本】
そらまめくんのベッド
だるまちゃんとてんぐちゃん
冒険ものの絵本を探している!
バムとケロがお爺ちゃんの家を目指して、大冒険を繰り広げる物語です。
ユニークな難所がたくさん出てきて、それを何とか乗り切る2人が愛くるしく描かれています。
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
メッセージ性を持った絵本を探している。
バムとケロちゃんの楽しさに共感したり、家族愛や友達愛を感じることができる絵本です。
子供に訴えかける明確なメッセージを持つ絵本を探している方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
そらいろのたね
そらまめくんのベッド
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、バムとケロのそらのたびの魅力を以下に紹介します。
絵の細部に隠された楽しみ
バムとケロの大冒険
絵の細部に隠された楽しみ
一見するとシンプルなストーリーですが、実はたくさんの楽しみが散りばめられています。
バムとケロの2人旅かと思いきや、よく見るとヤメピ(黒い耳の小さな白犬)がついてきていたり。
出発するときは家にいたはずなのに、おじぎちゃん(3本耳のウサギ)が随所に登場していたり。
リンゴ山には、数字が散りばめられていたり。
雲の形が、それぞれのシーンで変わって描かれていたり。
物語以外の楽しみが満載なのが、この絵本の魅力です。
まだまだ、新しい発見がありそう!
バムとケロの大冒険
お爺ちゃんの家を目指すため、飛行機作りをすることから始まる物語です。
お爺ちゃんの手紙には、家までの旅路の注意点がしっかりと書いてあったのに、予習をしなかった2人。
数々のユニークな難所に、真正面から対峙することに。
2人が織りなすドタバタな大冒険が、可愛らしく、面白く描かれています。
お爺ちゃんの手紙をしっかりと読んでいれば、なんてことない旅だったのかも……。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、バムとケロのそらのたびで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
絵本を眺める、楽しさ
この絵本には、物語を追う楽しさだけでなく、絵に隠されたキャラクターやユーモアを楽しむことができる工夫がたくさんあります。
隠れたキャラクターを探してみたり(ヤメピ、おじぎちゃん)
描かれている絵から、隠された秘密を探してみたり(雲やイモムシの形)
前作からの繋がりに気付いたり(「ふしぎなひこうきじいさん」の本)
時間も忘れて絵本を眺めていたくなる工夫が満載の絵本です。
絵本を好きになるきっかけになります。
この絵本を読んだ感想
バムとケロが飛行機で飛び立つときに、後ろの方で組み立て途中の赤い飛行機が。
お爺ちゃんの家に着いた時には、後方で飛んでやってくる様子が描かれています。
一体、誰なんだろう……。
そんな不思議な要素も描かれていて、ますますバムとケロの絵本の世界に引き込まれていく。
子供だけでなく、大人からも愛される理由が、こういったところにあるのかもしれません。
まとめ
今回は、バムとケロのそらのたびという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | バムとケロのそらのたび |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 1995年10月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
誕生日のお爺ちゃんをお祝いするために、数々の困難を乗り越えながら飛行機でお爺ちゃんの家を目指すバムとケロの物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- 冒険ものの絵本を探している
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介