今回紹介する絵本は、文溪堂の絵本「バムとケロのさむいあさ」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介
バムとケロのさむいあさ
あ
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- 冬に読む絵本を探している
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「バムとケロのさむいあさ」はこんな絵本
あ
タイトル | バムとケロのさむいあさ |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 1996年12月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
シリーズ累計500万部を突破したバムとケロシリーズの3作目となる作品で、全国学校図書館協議会選定図書、日本子どもの本研究会選定図書、日本図書館協会選定図書に選ばれた絵本です。
あらすじ
バムとケロのさむいあさのあらすじを、ザックリ紹介します。
- とても寒い日の朝、凍った池で遊ぼうと出かけるバムとケロ。
- しかしそこには、池と一緒に凍り付いたアヒルのかいちゃんが。
- お家に連れて帰って、お風呂で温まるうちに元気が戻ったかいちゃん。
- そんなかいちゃんと遊びたくて仕方がないケロちゃんは……。
新しい友達のかいちゃんと、かいちゃんと遊びたくて仕方がないケロちゃんと、そんな2人の面倒を見るバムの、愉快な1日を描いた物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたバムとケロのさむいあさの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 4/5点
ケロちゃんの「おもてなし」に、笑える絵本です。
凍り付いたアヒルのかいちゃんを助けた、バムとケロ。
新しい友達のかいちゃんと遊びたくて仕方がない、ケロちゃんの遊びがエスカレートしていく様子が面白く描かれています。
物語のオチも、しっかりと笑いを取ってくれます。
「友達との遊びが楽しい絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- そらまめくんのぼくのいちにち
そらまめくんがお豆の友達と楽しく過ごす、ほのぼのとした春の一日を描いた物語 - めっきらもっきらどおんどん
お宮の木の穴に吸い込まれたかんたが、不思議な世界でへんてこな仲間たちと遊ぶ物語
対象年齢
実際に読んでみて感じた、バムとケロのさむいあさの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | わかりやすい
|
文章のリズム | 良い
|
3歳前半ごろから楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
バムとケロのさむいあさがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している |
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定番の絵本を探している |
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冬に読む絵本を探している |
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特におすすめ!
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している!
漫画のようなコマ割りで、物語を視覚的に追いやすい絵本です。
また、絵の中に小さな発見が散りばめられているのも、嬉しいポイントです。
読み聞かせにすぐに飽きてしまう子供でも、飽きずに見ていられる絵本です。
おすすめ!
定番の絵本を探している!
シリーズ累計500万部以上売れている、超人気絵本シリーズの3作目となる絵本です。何を読みたいか困っているのであれば、絶対にお勧めできる絵本です。
【関連する絵本】
そらまめくんのベッド
だるまちゃんとてんぐちゃん
冬に読む絵本を探している!
池も凍るほど寒い冬の1日を描いた物語です。
寒い日こそ、外にお出かけすることで新しい発見に出会えるかも?
そう感じさせてくれるお話です。
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
メッセージ性を持った絵本を探している。
バムとケロちゃんの楽しさに共感したり、家族愛や友達愛を感じることができる絵本です。
子供に訴えかける明確なメッセージを持つ絵本を探している方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
そらいろのたね
そらまめくんのベッド
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、バムとケロのさむいあさの魅力を以下に紹介します。
絵の細部に隠された楽しみ
遊びたくて仕方がないケロちゃん
絵の細部に隠された楽しみ
これまでの作品と同様に、描かれている絵をよく見ると新しい発見がたくさんある絵本です。
別シリーズのガラゴが隠れていたり。
相変わらず、随所で登場するヤメピ(黒い耳の小さな白犬)とおじぎちゃん(3本耳のウサギ)。
家中のモノがトイレットペーパーでミイラ化される中で、絵本の中のガラゴまでがミイラになっていたり。
ストーリー以外の要素が楽しい、絵探しのような絵本です。
作品を追うごとに、登場する小物の数が増えているように感じます。
遊びたくて仕方がないケロちゃん
新しい友達のかいちゃんと遊びたくて仕方がない、ケロちゃん。
次から次へのおもちゃを持ってきて、かいちゃんがおもちゃに埋まっちゃったり。
かいちゃんにトイレにまでついて回ったり。
おやつもそこそこに、かいちゃんを遊びに連れて行ったり。
新しい友達が出来て嬉しくて仕方がない、ケロちゃんの様子が面白おかしく描かれています。
そんな2人の面倒を見るバムが、また可愛い。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、バムとケロのさむいあさで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
絵本を眺める、楽しさ
今作も、しっかりと絵探し要素が散りばめられた作品になっています。
氷漬けのかいちゃんを助けるバムとケロのそばで、氷に沈みゆく熱々のヤカンを見つめるマウ(ネズミ)がいたり。
ヤメピ(黒い耳の小さな白犬)とおじぎちゃん(3本耳のウサギ)の他にも、隠れキャラが登場しています。
そのほかにも、絵本やバスグッズで登場しているガラゴ(他シリーズの主人公キャラクター)など。
見ていて全く飽きない、不思議な絵本です。
ここまで凝った絵本シリーズは、みたことがありません。
この絵本を読んだ感想
表紙と裏表紙の絵の関係性に、思わず笑ってしまいました。
絵本の中身(物語や絵)以外にも、この絵本を手に取った人が楽しめる要素が散りばめられています。
読み返すたびに発見がある、不思議な魅力にあふれた絵本シリーズです。
今作でも、バムとケロシリーズの底知れない奥深さを感じることができました。
まとめ
今回は、バムとケロのさむいあさという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | バムとケロのさむいあさ |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 1996年12月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
新しい友達のかいちゃんと、かいちゃんと遊びたくて仕方がないケロちゃんと、そんな2人の面倒を見るバムの、愉快な1日を描いた物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- 冬に読む絵本を探している
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介