今回紹介する絵本は、文溪堂の絵本「バムとケロのさむいあさ」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
![「バムとケロ」シリーズの魅力](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/bamtokero-simadayuka-320x180.png)
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介
バムとケロのさむいあさ
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- 冬に読む絵本を探している
本記事の執筆者
![執筆者](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/reliability-1024x384.png)
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「バムとケロのさむいあさ」はこんな絵本
タイトル | バムとケロのさむいあさ |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 1996年12月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
シリーズ累計500万部を突破したバムとケロシリーズの3作目となる作品で、全国学校図書館協議会選定図書、日本子どもの本研究会選定図書、日本図書館協会選定図書に選ばれた絵本です。
あらすじ
![5秒であらすじ](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/5byou-arasuji-1024x576.jpg)
バムとケロのさむいあさのあらすじを、ザックリ紹介します。
- とても寒い日の朝、凍った池で遊ぼうと出かけるバムとケロ。
- しかしそこには、池と一緒に凍り付いたアヒルのかいちゃんが。
- お家に連れて帰って、お風呂で温まるうちに元気が戻ったかいちゃん。
- そんなかいちゃんと遊びたくて仕方がないケロちゃんは……。
新しい友達のかいちゃんと、かいちゃんと遊びたくて仕方がないケロちゃんと、そんな2人の面倒を見るバムの、愉快な1日を描いた物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
![ひと目でわかる絵本チャート](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/ehonchart-1024x576.jpg)
実際に読んでみて感じたバムとケロのさむいあさの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
![バムとケロのさむいあさレーダーチャート](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/bamutokero-samuiasa-chart.png)
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 4/5点
![ユーモア度](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/humor-1024x576.png)
ケロちゃんの「おもてなし」に、笑える絵本です。
凍り付いたアヒルのかいちゃんを助けた、バムとケロ。
新しい友達のかいちゃんと遊びたくて仕方がない、ケロちゃんの遊びがエスカレートしていく様子が面白く描かれています。
物語のオチも、しっかりと笑いを取ってくれます。
「友達との遊びが楽しい絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- そらまめくんのぼくのいちにち
そらまめくんがお豆の友達と楽しく過ごす、ほのぼのとした春の一日を描いた物語 - めっきらもっきらどおんどん
お宮の木の穴に吸い込まれたかんたが、不思議な世界でへんてこな仲間たちと遊ぶ物語
対象年齢
![対象年齢](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/taisho-nenrei-1024x576.jpg)
実際に読んでみて感じた、バムとケロのさむいあさの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | わかりやすい
|
文章のリズム | 良い
|
3歳前半ごろから楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
![どんな人向け?](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/daremuke-1024x576.jpg)
バムとケロのさむいあさがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
目的別おすすめ度
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している |
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定番の絵本を探している |
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冬に読む絵本を探している |
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特におすすめ!
![おすすめ度5](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/osusume-5-1024x576.png)
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している!
漫画のようなコマ割りで、物語を視覚的に追いやすい絵本です。
また、絵の中に小さな発見が散りばめられているのも、嬉しいポイントです。
読み聞かせにすぐに飽きてしまう子供でも、飽きずに見ていられる絵本です。
おすすめ!
![おすすめ度4](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/osusume-4-1024x576.png)
定番の絵本を探している!
シリーズ累計500万部以上売れている、超人気絵本シリーズの3作目となる絵本です。何を読みたいか困っているのであれば、絶対にお勧めできる絵本です。
【関連する絵本】
そらまめくんのベッド
だるまちゃんとてんぐちゃん
冬に読む絵本を探している!
池も凍るほど寒い冬の1日を描いた物語です。
寒い日こそ、外にお出かけすることで新しい発見に出会えるかも?
そう感じさせてくれるお話です。
こんな方は別の絵本を!
![別の絵本がいいかも](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/betsu-no-ehon-1024x576.png)
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
メッセージ性を持った絵本を探している。
バムとケロちゃんの楽しさに共感したり、家族愛や友達愛を感じることができる絵本です。
子供に訴えかける明確なメッセージを持つ絵本を探している方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
そらいろのたね
そらまめくんのベッド
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
![この絵本の魅力](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/miryoku-1024x576.png)
実際に読んでみて感じた、バムとケロのさむいあさの魅力を以下に紹介します。
絵の細部に隠された楽しみ
遊びたくて仕方がないケロちゃん
絵の細部に隠された楽しみ
これまでの作品と同様に、描かれている絵をよく見ると新しい発見がたくさんある絵本です。
別シリーズのガラゴが隠れていたり。
相変わらず、随所で登場するヤメピ(黒い耳の小さな白犬)とおじぎちゃん(3本耳のウサギ)。
家中のモノがトイレットペーパーでミイラ化される中で、絵本の中のガラゴまでがミイラになっていたり。
ストーリー以外の要素が楽しい、絵探しのような絵本です。
作品を追うごとに、登場する小物の数が増えているように感じます。
遊びたくて仕方がないケロちゃん
新しい友達のかいちゃんと遊びたくて仕方がない、ケロちゃん。
次から次へのおもちゃを持ってきて、かいちゃんがおもちゃに埋まっちゃったり。
かいちゃんにトイレにまでついて回ったり。
おやつもそこそこに、かいちゃんを遊びに連れて行ったり。
新しい友達が出来て嬉しくて仕方がない、ケロちゃんの様子が面白おかしく描かれています。
そんな2人の面倒を見るバムが、また可愛い。
この絵本の ねらい
![この絵本で何が伝わるか](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/naniwotsutaeru-1024x576.png)
実際に読んでみて感じた、バムとケロのさむいあさで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
絵本を眺める、楽しさ
今作も、しっかりと絵探し要素が散りばめられた作品になっています。
氷漬けのかいちゃんを助けるバムとケロのそばで、氷に沈みゆく熱々のヤカンを見つめるマウ(ネズミ)がいたり。
ヤメピ(黒い耳の小さな白犬)とおじぎちゃん(3本耳のウサギ)の他にも、隠れキャラが登場しています。
そのほかにも、絵本やバスグッズで登場しているガラゴ(他シリーズの主人公キャラクター)など。
見ていて全く飽きない、不思議な絵本です。
ここまで凝った絵本シリーズは、みたことがありません。
この絵本を読んだ感想
![感想](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/kanso-1024x576.png)
表紙と裏表紙の絵の関係性に、思わず笑ってしまいました。
絵本の中身(物語や絵)以外にも、この絵本を手に取った人が楽しめる要素が散りばめられています。
読み返すたびに発見がある、不思議な魅力にあふれた絵本シリーズです。
今作でも、バムとケロシリーズの底知れない奥深さを感じることができました。
まとめ
![記事のまとめ](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/kijino-matome-1024x576.png)
今回は、バムとケロのさむいあさという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
![バムとケロのさむいあさレーダーチャート](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/bamutokero-samuiasa-chart.png)
タイトル | バムとケロのさむいあさ |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 1996年12月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
新しい友達のかいちゃんと、かいちゃんと遊びたくて仕方がないケロちゃんと、そんな2人の面倒を見るバムの、愉快な1日を描いた物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- 冬に読む絵本を探している
![「バムとケロ」シリーズの魅力](https://katatsumuri-book.com/wp-content/uploads/bamtokero-simadayuka-320x180.png)
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介