今回紹介する絵本は、講談社の絵本「まないたにりょうりをあげないこと」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
シュールで面白い!人気絵本作家「シゲタサヤカ」の絵本まとめ(おすすめTOP3も紹介)
まないたにりょうりをあげないこと
あ
- 独創的な絵本を探している
- 笑える絵本が好き
- シゲタサヤカさんの絵本が好き
- 絵本が苦手
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「まないたにりょうりをあげないこと」はこんな絵本
あ
タイトル | まないたにりょうりをあげないこと |
作・絵 | シゲタサヤカ |
出版社 | 講談社 |
発行日 | 2009年8月26日 |
ページ数 | 36ページ |
税込価格 | 1,540円 |
シゲタサヤカさんのレストランシリーズ第1作目の絵本で、講談社絵本新人賞を受賞した作品です。
あらすじ
まないたにりょうりをあげないことのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 街で一番人気のレストランで働くコックは、ある日、まな板がエビを食べる瞬間を目にします。
- 食べ物に興味津々なまな板は、今度は料理を食べてみたいと、ねだり始めます。
- コックは、まな板にこっそり料理をあげます。
- しかし、まな板はだんだん太ってしまって……。
食べ物に目がないまな板が、コックからもらった料理で太りすぎて大問題になる物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたまないたにりょうりをあげないことの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 5/5点
食べすぎるまな板と、優しすぎるコックに、笑える絵本です。
まな板からのお願いを聞き、仕事に追われながらも、ぬかりなくまな板に料理をあげる様子が描かれています。
踏み台に乗らないと使えないほど、大きく太ったまな板は、爆笑ものです。
「笑える絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- へろへろおじさん
「不運なおじさんの一日」を描いた物語
対象年齢
実際に読んでみて感じた、まないたにりょうりをあげないことの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | やや多い
|
物語の内容 | わかりやすい
|
文章のリズム | 良い
|
3歳後半から、楽しめる絵本です。
絵本好きの子供であれば、3歳前半からでも楽しめます。
こんな方におすすめ!
まないたにりょうりをあげないことがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
独創的な絵本を探している |
|
笑える絵本が好き |
|
シゲタサヤカさんの絵本が好き |
|
絵本が苦手 |
|
特におすすめ!
独創的な絵本を探している!
この絵本は、「まな板が料理を食べる」という、独創的でユーモア溢れるキャラクターが主人公の絵本です。
普通の絵本では刺激が物足りない方に、是非読んで頂きたい作品です。
おすすめ!
笑える絵本が好きな方!
子供だけでなく、大人も笑ってしまうようなおかしさや面白さがあります。
予想を裏切る展開や、一生懸命なコックに笑える絵本です。
シゲタサヤカさんの絵本が好きな方!
独創的でユーモラスなお話が魅力的な「シゲタサヤカ」さん。
笑える絵本を探している方に、特におすすめできる絵本作家です。
【関連する絵本】
シュールで面白い!人気絵本作家「シゲタサヤカ」の絵本まとめ(おすすめTOP3も紹介)
絵本が苦手な方!
簡潔な文章で、テンポよく物語が進んでいきます。
絵本が苦手な方でも、笑いながら気軽に楽しむことができる作品です。
【関連する絵本】
いちにちじごく
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
絵本選びで失敗したくない……
独創的で笑えるお話が特徴の絵本ですが、好き嫌いが大きく分かれる絵本でもあります。
絵本選びで失敗したくない方は、長く読み継がれてきた以下の絵本を選ぶことをおすすめします。
【おすすめする絵本】
三びきのやぎのがらがらどん
そらまめくんのベッド
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、まないたにりょうりをあげないことの魅力を以下に紹介します。
斬新なアイディア
優しすぎるコック
斬新なアイディア
まな板は、料理を切ったり、乗せたりするだけのただの道具。
しかし、この絵本のまな板は、レストランのコックからこっそり料理をもらって食べてしまう、食べるまな板。
しかも、人間と同じで、食べ過ぎると”太る”という設定まで。
まな板がどんどん大きくなっていく様子は、笑いを誘います。
「まな板が食べる」という斬新なアイディアに、想像力が刺激されます。
優しすぎるコック
コックは、忙しいレストランで働きながらも、ぬかりなくまな板に料理をあげています。
それがトラブルになっても、コックは怒りません。
困っている人(モノ?)がいたら、見捨てることができない。
そんな真っ直ぐな心の優しすぎるコックが、愛くるしく描かれています。
料理にも、まな板へのお裾分けにも一生懸命な姿に、笑えます。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、まないたにりょうりをあげないことで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
身近なものに、想像力を働かせる
「まな板が料理を食べる」という、斬新な発想。
誰もが見ているものでも、想像力を働かせてみると、新しい楽しみや発見があることを、この絵本から感じ取れます。
ハサミがしゃべったら?
フライパンがご飯を食べたら?
日常の中にある不思議や楽しみを見逃さないように、想像力を大切にしたいですね。
むしろ、大人へのメッセージなのかもしれない……!
この絵本を読んだ感想
まな板が料理を食べるという、不思議な世界観。
それを自然に受け入れられるように描かれていることにも、また不思議です。
とても慌ただしい厨房が描かれている中で、料理をこっそりと食べさせているコックの姿が何とも言えない面白さ。
コックとまな板の関係も微笑ましく、ハッピーエンドで終わる後味のいい絵本でした。
まとめ
今回は、まないたにりょうりをあげないことという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | まないたにりょうりをあげないこと |
作・絵 | シゲタサヤカ |
出版社 | 講談社 |
発行日 | 2009年8月26日 |
ページ数 | 36ページ |
税込価格 | 1,540円 |
食べ物に目がないまな板が、コックからもらった料理で太りすぎて大問題になる物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 独創的な絵本を探している
- 笑える絵本が好き
- シゲタサヤカさんの絵本が好き
- 絵本が苦手
シュールで面白い!人気絵本作家「シゲタサヤカ」の絵本まとめ(おすすめTOP3も紹介)