今回紹介する絵本は、福音館書店の絵本「じごくのラーメンや」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと（ねらい）などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
【人気の地獄絵本】ユーモア溢れる面白い人気の絵本８選（おすすめTOP3も紹介）
じごくのラーメンや
- 斬新な絵本を探している方
- 地獄や天国に関連した絵本を探している方
- ラーメンが好きな方
- 笑って楽しみたい方
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方！
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「じごくのラーメンや」はこんな絵本
| タイトル | じごくのラーメンや |
| 作 | 苅田 澄子 |
| 絵 | 西村 繁男 |
| 出版社 | 教育画劇 |
| 発行日 | 2010年4月 |
| ページ数 | 32ページ |
| 税込価格 | 1,210円 |
あらすじ
じごくのラーメンやのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 「天国には美味しいものがあるのに、地獄には何もない！」
- 地獄の人間の不満を聞いた閻魔様は、ラーメン屋「えんま軒」を開きます。
- 店の名物「ちのいけラーメン」は、完食したら天国に行ける特典付きでも、あまりの辛さに誰も食べられません。
- ラーメンのにおいは天国まで届き、お釈迦様たちがラーメンを食べにやってきて……。
天国に対抗してえんま様が作った「ちのいけラーメン」が、天国との面白いやり取りにつながる物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたじごくのラーメンやの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸（5段階）
メッセージ性：価値観、行動規範を表現
読みやすさ ：文字量、物語、リズム
学べる度 ：知識、情報を教えてくれる
心温まる度 ：優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 ：笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 5/5点
地獄と天国のラーメンを通したやり取りが、面白おかしく描かれた笑える絵本です。
閻魔様やお地蔵さまなどのキャラクターが魅力的で、辛いラーメンを食べるシーンや天国から神様たちがやってくるシーンなどは笑えます。
オチも、しっかりと笑える絵本です。
「笑える絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- じごくのそうべえ
地獄に落ちた軽業師のそうべえとその仲間たちが、鬼や閻魔大王を相手に大暴れする物語 - キャベツがたべたいのです
花のミツに飽きたチョウチョたちが、キャベツの味を求めて八百屋さんにやってくるという、予想外の展開と笑いに満ちた絵本
対象年齢
実際に読んでみて感じた、じごくのラーメンやの対象年齢は4歳以上。
| 対象年齢 | 4歳以上 |
| 文字量 | やや少ない |
| 物語の内容 | 適度 |
| 文章のリズム | 良い |
文字の量、内容ともに、4歳以上の子供が読むのに適度な絵本です。
4歳前半から楽しめます。
絵本好きの子供であれば、3歳後半からでも楽しめます。
こんな方におすすめ！
じごくのラーメンやがどんな人におすすめか、「特におすすめ！」「おすすめ！」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
目的別おすすめ度
| 斬新な絵本を探している方 | |
| 地獄や天国に関連した絵本を探している方 | |
| ラーメンが好きな方 | |
| 笑って楽しみたい方 | |
特におすすめ！
斬新な絵本を探している方！
この絵本は、地獄の閻魔様がラーメン屋を開くという斬新な設定から物語が始まります。
その後も、予想外の展開が続き、しっかりと笑えるオチまで。
普通の絵本の刺激では満足できない方に、是非読んで欲しい1冊です。
おすすめ！
地獄や天国に関連した絵本を探している方！
地獄と天国の様子が、対照的な世界として面白おかしく描かれています。
【関連する絵本】
【地獄の絵本】おすすめ８選「あらすじ、魅力、対象年齢まとめ」
ラーメンが好きな方！
えんま様の作る「ちのいけラーメン」は、辛そうで美味しそう。
どんな味か想像しながら読むのも、楽しみ方の一つです。
【関連する絵本】
うどん対ラーメン
笑って楽しみたい方！
閻魔様やお地蔵さまなどのキャラクターが魅力的で、辛いラーメンを食べるシーンや天国から神様たちがやってくるシーンなどは笑えます。
【関連する絵本】
オニじゃないよおにぎりだよ
キャベツがたべたいのです
こんな方は別の絵本を！
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
教育的な絵本を探している方！
この絵本は、教育的なことを学ぶことよりも楽しく読むことを重視しています。
教訓が込められた絵本を探している方には、向かないかもしれません。
そんな方は、以下のような絵本がおすすです。
【おすすめする絵本】
もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなし
そらいろのたね
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、じごくのラーメンやの魅力を以下に紹介します。
えんま様のキャラクター
予想外の展開
えんま様のキャラクター
あまりに辛くて誰も食べられない、「ちのいけラーメン」。
食べてもらうことに必死になりすぎて、完食したら天国へ行けるという特典までつける始末。
対抗心か、人を喜ばせたい一心か。
えんま様の個性的なキャラクターが、笑いと驚きを生み出す絵本です。
ラーメン作りに必死な閻魔様が、可愛いです。
予想外の展開
地獄で、ラーメン屋が開店！
完食すると、なんと天国に行ける特典付き！
ラーメンを食べに、天国から神様たちがやってくる！
この絵本は、読んでいてワクワクするようなユニークな展開が満載で魅力です。
結末も、予想外です。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、じごくのラーメンやで子供にどんなことを伝えるかは、これ！
対立よりも、友好
「天国に負けるものか！」と天国に対抗するため、ラーメンを作るえんま様。
そんなラーメンを神様たちが食べに来たことで始まる、天国との交流。
対抗心に燃えてラーメンを作っていた頃と比べて、えんま様はどこか楽しそう。
この絵本を読むと、対立するのではなく、友好的に交流する楽しさを感じ取れます。
笑いだけでなく、交流の大切さも教えてくれる絵本です。
この絵本を読んだ感想
地獄の人たちの為なのか、天国に対抗するためなのか、ラーメン作りに一生懸命なえんま様がなんとも愛くるしいです。
完食したら、天国に行けるという特典付き。
「それ、あり？」と思わず笑ってしまいました。
天国とも交流のある地獄、そんな地獄の世界観もあるんだなと感じました。
まとめ
今回は、じごくのラーメンやという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
| タイトル | じごくのラーメンや |
| 作 | 苅田 澄子 |
| 絵 | 西村 繁男 |
| 出版社 | 教育画劇 |
| 発行日 | 2010年4月 |
| ページ数 | 32ページ |
| 税込価格 | 1,210円 |
天国に対抗してえんま様が作った「ちのいけラーメン」が、天国との面白いやり取りにつながる物語です。
【対象年齢】
4歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 斬新な絵本を探している方
- 地獄や天国に関連した絵本を探している方
- ラーメンが好きな方
- 笑って楽しみたい方
【人気の地獄絵本】ユーモア溢れる面白い人気の絵本８選（おすすめTOP3も紹介）
