今回紹介する絵本は、講談社の絵本「もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなし」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
【人気の地獄絵本】ユーモア溢れる面白い人気の絵本8選(おすすめTOP3も紹介)
もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなし
あ
- 思いやりや分かち合いの心を育みたい
- 地獄や天国に関連した絵本を探している
- もったいないばあさんの絵本が好き
- 寓話の絵本を探している方
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなし」はこんな絵本
あ
タイトル | もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなし |
作・絵 | 真珠 まりこ |
出版社 | 講談社 |
発行日 | 2014年9月23日 |
ページ数 | 36ページ |
税込価格 | 1,650円 |
あらすじ
もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなしのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 地獄に迷い込んだ、もったいないばあさん。
- そこには、長いスプーンでスープをこぼしながら必死に飲もうとする人たちの姿が。
- 「もったいない!」と、手本を見せようとすると、見張りの鬼に天国へ飛ばされるもったいないばあさん。
- 天国では、長いスプーンでお互いに食べさせあっている人たちの姿が。
自分で使うには長すぎるスプーンの使い方で、地獄と天国のおもいやりの違いが表現された物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたもったいないばあさんの てんごくとじごくのはなしの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
メッセージ性 5/5点
思いやりと、分かち合いの大切さを、感じ取ることができる絵本です。
地獄と天国という対照的な舞台で、自分のことしか考えない人たちと、お互いに気遣う人たちの違いを見せてくれます。
スープをこぼしながら飲もうとする地獄の人たちに、「もったいない!」と渇を入れるもったいないばあさんの姿が描かれています。
もったいないばあさん独自の視点で、思いやりの大切さを教えてくれます。
「思いやりと、分かち合いの大切さを育む絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
対象年齢
実際に読んでみて感じた、もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなしの対象年齢は4歳以上。
対象年齢 | 4歳以上 |
文字量 | 少ない
|
物語の内容 | やや難しい
|
文章のリズム | 良い
|
とても読み進めやすい絵本ですが、内容を理解するにはが4歳以上がおすすめです。
4歳前半から、楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなしがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
思いやりや分かち合いの心を育みたい |
|
地獄や天国に関連した絵本を探している |
|
もったいないばあさんの絵本が好き |
|
寓話の絵本を探している方 |
|
特におすすめ!
思いやりや分かち合いの心を育みたい!
地獄と天国という対照的な舞台で、自分のことしか考えない人たちと、お互いに気遣う人たちの違いを見せてくれます。
おすすめ!
地獄や天国に関連した絵本を探している方!
天国と地獄は、どんなところなのか?
この絵本では、そこに住んでいる「人」にフォーカスしてその違いが描かれています。
【関連する絵本】
【地獄の絵本】おすすめ8選「あらすじ、魅力、対象年齢まとめ」
もったいないばあさんの絵本が好き!
もったいないことをしていると、もったいないばあさんがくる。
もったいないばあさんは、大人気の絵本シリーズです。
1作目を読んでいない方は、是非読んでみて下さい。
【関連する絵本】
もったいないばあさん
寓話の絵本を探している方!
「長いスプーンを使って、スープを飲む」という、寓話をもとにして作られた絵本です。
生きる上で大切な教訓を、楽しみながら学ぶことができます。
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
教訓じみた絵本が苦手な方!
絵本の物語を純粋に楽しみたい、教訓じみた絵本が好みでない方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
きょうはマラカスのひ
まゆとおに
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなしの魅力を以下に紹介します。
古典的なお話のアレンジ
もったいないばあさんのキャラ
古典的なお話のアレンジ
長いスプーンを使って、スープを飲む。
この絵本は、寓話として古くから伝えられているお話がもとになっています。
自分勝手に生きる人たちが地獄で苦しみ、思いやりを持って生きる人たちが天国で幸せになるという教訓を含んでいます。
そこに「もったいない」という現代的な解釈。
古典的なお話を現代的にアレンジし、思いやりの大切さを伝えています。
単なる寓話絵本より、子供に伝わりやすい絵本です。
もったいないばあさんのキャラ
もったいないばあさんは、食べ物や物だけでなく、人間関係や心のあり方にも「もったいない」ことを教えてくれる愛されキャラクターです。
今回は、地獄や天国という舞台で活躍しますが、その姿はお茶目で可愛らしい。
古典的なお話にもったいないばあさんを登場させることで、子供たちが楽しんでそのメッセージを受け止めることができる魅力が、この絵本にはあります。
難しいお話が、もったいないばあさんのお陰で、共感がわくお話になっています。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなしで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
思いやりと、分かち合いの大切さ
地獄と天国を舞台に、自分で使うには長すぎるスプーンで食事をする様子が描かれています。
自分のことしか考えない地獄の人たちは、スープを飲めずにお腹が空いて苦しんでいます。
お互いを気遣う天国の人たちは、お腹も心も満たされています。
この絵本は、同じ条件でも気持ちの違いで、幸せにも不幸にもなってしまうことを感じ取れます。
天国と地獄の「人」の違いが、とてもよく伝わるお話です。
この絵本を読んだ感想
古典的な話、地獄という暗い場所がテーマになっていながら、そこにもったいないばあさんの個性が。
「もったいない!」
そんな一言が、この絵本にユーモアと新鮮味を与えているように思えます。
古典的な話と、現代的な解釈がうまく融合された素晴らしい作品です。
まとめ
今回は、もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなしという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | もったいないばあさんの てんごくとじごくのはなし |
作・絵 | 真珠 まりこ |
出版社 | 講談社 |
発行日 | 2014年9月23日 |
ページ数 | 36ページ |
税込価格 | 1,650円 |
自分で使うには長すぎるスプーンの使い方で、地獄と天国のおもいやりの違いが表現された物語です。
【対象年齢】
4歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 思いやりや分かち合いの心を育みたい
- 地獄や天国に関連した絵本を探している
- もったいないばあさんの絵本が好き
- 寓話の絵本を探している方
【人気の地獄絵本】ユーモア溢れる面白い人気の絵本8選(おすすめTOP3も紹介)