今回紹介する絵本は、福音館書店の絵本「こんとあき」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
名作絵本の宝庫!【福音館書店】の4歳向け人気絵本10選(おすすめTOP3も紹介)
こんとあき
あ
- ぬいぐるみが好きな子供
- 心温まる物語を探している方
- 冒険の物語が好きな子供
- 子供に自立や成長を促したいと思う方
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「こんとあき」はこんな絵本
あ
タイトル | こんとあき |
作 | 林 明子 |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 1989年6月30日 |
ページ数 | 40ページ |
税込価格 | 1,430円 |
この絵本は、30年以上も読み継がれている絵本で、福音館書店の「日本傑作絵本」に選ばれています。
あらすじ
こんとあきのあらすじを、ザックリ紹介します。
- あきは、おばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみのこんと一緒に暮らしています。
- あきが成長するにつれて、こんは古びて腕が破れてしまいました。
- こんを直してもらうために、あきは電車でおばあちゃんの家に向かうも、途中で色々なトラブルに。
- 果たして、あきは無事におばあちゃんの家にたどり着けるか……。
女の子のあきとキツネのぬいぐるみのこんとが、おばあちゃんの家を目指して冒険する物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたこんとあきの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
メッセージ性 4/5点
大切なものを、大切にすることをメッセージとして、子供に伝えることができる絵本です。
あきがぬいぐるみのこんを大切にしているからこそ、こんがあきに寄り添ってくれている。
そんなことを感じさせてくれます。
子どもたちに、大切なものを見つめ直すきっかけを与えてくれます。
心温まる度 5/5点
こんとあきの絆が、温かく描かれた物語です。
おばあちゃんの家まで、2人きりで旅する姿がとても微笑ましく描かれています。
ぬいぐるみが好きな子供には、ぜひ読んで頂きたい絵本ですね。
「心温まる絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- ぐるんぱのようちえん
どこに行っても失敗ばかりのぐるんぱが、自分の特技を生かして素晴らしい幼稚園を作る物語 - ふゆじたくのおみせ
おおきなクマさんとちいさなヤマネくんが、冬支度をするために「ふゆじたくのおみせ」で買い物をする様子を描いた物語
対象年齢
実際に読んでみて感じた、こんとあきの対象年齢は4歳以上。
対象年齢 | 4歳以上 |
文字量 | 少なめ
|
物語の内容 | わかりやすい
|
文章のリズム | 良い
|
シンプルなストーリーがテンポよく進んでいくので、読みやすい絵本です。
読みやすい絵本なので、3歳後半からでも楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
こんとあきがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
ぬいぐるみが好きな子供 |
|
心温まる物語を探している |
|
冒険の物語が好きな子供 |
|
子供に自立や成長を促したいと思う方 |
|
特におすすめ!
ぬいぐるみが好きな子供!
この絵本は、ぬいぐるみが好きな子どもの想像力を体現したような物語です。
ぬいぐるみが好きな子供なら、こんとあきの関係に共感できるはずです。
おすすめ!
心温まる物語を探している方!
ぬいぐるみと女の子の絆や冒険が感動的に描かれています。
【関連する絵本】
ふゆじたくのおみせ
ちいさなかいじゅうモッタ
冒険の物語が好きな子供!
途中で起こるトラブルもありますが、それを乗り越えていく過程はドキドキさせられます。
【関連する絵本】
もりのなか
めっきらもっきらどおんどん
子供に自立や成長を促したいと思う方!
あきが一人で電車に乗る姿をみて、自分も一人でお出かけしたくなるような自立心をくすぐられるかもしれません。
【関連する絵本】
かいじゅうたちのいるところ
もりのなか
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
ぬいぐるみや人形に興味がない子供!
ぬいぐるみや人形に興味がない子供にとっては、共感できるポイントが少ないかもしれません。
そんな方には、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
きょうはマラカスのひ
ふゆじたくのおみせ
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、こんとあきの魅力を以下に紹介します。
こんとあきの絆
冒険のスリル
こんとあきの絆
こんは、あきを守ろうとして。
あきは、こんを助けようとして。
この絵本では、ぬいぐるみと女の子がお互いに大切な存在であることを感じさせます。
また、2人が電車の中でお弁当を食べたり、窓の景色を眺めたりするシーンは、とても微笑ましいです。
大人にとっても、子ども時代の思い出や純真さを思い出させてくれます。
冒険のスリル
お弁当を買いに行ったこんが、帰ってこない!
こんが犬に連れていかれてしまった!
途中で起こるトラブルもありますが、それを乗り越えていく過程はドキドキさせられます。
子どもたちはこの絵本を読んで、自分も一人でお出かけしたくなるような冒険心をくすぐられるかもしれません。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、こんとあきで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
大切なものを、大切にすること
生まれたときからずっとそばで一緒に遊んだあきとこんは仲良しで、お互いは大切な存在なのです。
こんは、どんなときでもあきを励ましてくれます。
だからこそ、あきはおばあちゃんの家まで冒険することができました。
この絵本は、子どもたちに、大切なものを見つめ直すきっかけを与えてくれます。
この絵本を読んで、子供にとって大切なものは何か、一緒に考えてみるのも面白いです。
この絵本を読んだ感想
この絵本では、あきの成長に誰よりもそばで寄り添ってきた、ぬいぐるみのこんがとても魅力的に描かれています。
また、そんなこんに対して、腕を治してあげたいと思い立つあきの姿は感動もの。
どこか、日本的な美意識や感性を伝えてくれているような絵本に感じました。
まとめ
今回は、こんとあきという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | こんとあき |
作 | 林 明子 |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 1989年6月30日 |
ページ数 | 40ページ |
税込価格 | 1,430円 |
女の子のあきとキツネのぬいぐるみのこんとが、おばあちゃんの家を目指して冒険する物語です。
【対象年齢】
4歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- ぬいぐるみが好きな子供
- 心温まる物語を探している方
- 冒険の物語が好きな子供
- 子供に自立や成長を促したいと思う方
名作絵本の宝庫!【福音館書店】の4歳向け人気絵本10選(おすすめTOP3も紹介)