今回紹介する絵本は、文溪堂の絵本「じっちょりんのなつのいちにち」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと（ねらい）などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
まるで草花図鑑！じっちょりんシリーズまとめ｜春夏秋冬の草花、雑草を学べる絵本
じっちょりんのなつのいちにち
- 夏の草花に興味を持ってほしい
- かわいいキャラクターが好き
- 親子で楽しみたい
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方！
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「じっちょりんのなつのいちにち」はこんな絵本
| タイトル | じっちょりんのなつのいちにち |
| 作・絵 | かとう あじゅ |
| 出版社 | 文溪堂 |
| 発行日 | 2013年6月 |
| ページ数 | 32ページ |
| 税込価格 | 1,430円 |
かとうあじゅさんが描く、じっちょりんシリーズの第3弾となる絵本です。
あらすじ
じっちょりんのなつのいちにちのあらすじを、ザックリ紹介します。
- ある夏の日、じっちょりん家族は種を集めるためにお散歩へ。
- 日陰を探しながら歩いていくうちに、急に空が暗くなって大粒の雨が。
- じっちょりん家族は、ほおずきの実の中に入って雨宿り。
- 雨が止み、ほおずきから飛び降りた妹じっちょりんにトラブルが……。
「じっちょりん」たちが種を探すために、夏の日の街を冒険する様子が描かれた物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたじっちょりんのなつのいちにちの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸（5段階）
メッセージ性：価値観、行動規範を表現
読みやすさ ：文字量、物語、リズム
学べる度 ：知識、情報を教えてくれる
心温まる度 ：優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 ：笑い、驚き、楽しさがある
学べる度 5/5点
夏の草花を知ることができる、学べる絵本です。
ドクダミ、ツユクサ、ネジバナ……。
様々な夏の草花が、名前と併せて描かれています。
暑い夏でも、散歩が楽しくなる絵本です。
ホオズキの実の中で、雨宿りしてみたい。
心温まる度 4/5点
強い日差しにも負けずに咲く、ドクダミやツユクサ。
夕立の雨宿りになってくれた、ホオズキ。
家族と離れてしまって寂しい妹じっちょりんを笑顔に変えた、雨上がりの草花たち。
小さな視点で見る、夏の草花の美しさや力強さに、ほっこりする絵本です。
暑い……だけじゃない、素敵な夏の風景が楽しめます。
対象年齢
実際に読んでみて感じた、じっちょりんのなつのいちにちの対象年齢は3歳以上。
| 対象年齢 | 3歳以上 |
| 文字量 | やや多い |
| 物語の内容 | 適度 |
| 文章のリズム | 良い |
3歳半ごろからおすすめできる絵本です。
こんな方におすすめ！
じっちょりんのなつのいちにちがどんな人におすすめか、「特におすすめ！」「おすすめ！」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
目的別おすすめ度
| 夏の草花に興味を持ってほしい | |
| かわいいキャラクターが好き | |
| 親子で楽しみたい | |
特におすすめ！
夏の草花に興味を持ってほしい！
夏の草花がたくさん描かれていて、ひとつひとつの草花の名前や特徴を覚えることができます。
花火、夕立など、夏を感じることができる描写も多くあり、夏に読みたい絵本です。
おすすめ！
かわいいキャラクターが好きな方！
可愛くて不思議な生き物、じっちょりん。
虫のような、草花の妖精のような……。
可愛い見た目に、癒されるキャラクターです。
【関連する絵本】
そらまめくんのベッド
ぐりとぐら
親子で楽しみたい方！
物語の面白さもさることながら、それぞれのページに隠れミッキーならぬ「隠れハート」が描かれ例ます。
子供と一緒に探して楽しめる絵本です。
【関連する絵本】
つきよのおんがくかい
きょだいなきょだいな
こんな方は別の絵本を！
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
山の中に咲く草花を知りたい……
この絵本で登場する草花は、街中で見られる草花です。
山の中に咲くような草花を楽しめる絵本を探している方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
14ひきのぴくにっく
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、じっちょりんのなつのいちにちの魅力を以下に紹介します。
じっちょりんの夏
お兄ちゃんと妹の小さな冒険
じっちょりんの夏
小さな小さなじっちょりんの視点から見た夏が描かれています。
暑い夏の日差しを避けるために、日陰を探したり。
噴水で遊ぶ子供たちに潰されないように、隠れたり。
夕立に濡れないように、ホオズキの中で雨宿りしたり。
綺麗に描かれた夏の草花とともに、じっちょりん達の大変な夏の一日が描かれています。
じっちょりんならではの、夏の過ごし方が描かれています。
お兄ちゃんと妹の小さな冒険
雨上がりをきっかけに家族とはぐれてしまう、お兄ちゃんじっちょりんと妹じっちょりん。
寂しさから、妹じっちょりんは泣いてしまいますが、綺麗な草花やお兄ちゃんじっちょりんの励ましで笑顔を取り戻し、家族と再会する様子が描かれています。
どんな冒険だったのか。
最後のページに描かれている、道順で想像してみる楽しさがあります。
はぐれてしまっても、おとうさんじっちょりんは全然心配していません。
その理由は……。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、じっちょりんのなつのいちにちで子供にどんなことを伝えるかは、これ！
小さなことの、大きな魅力
小さな視点から見た、「夏の風景」が描かれています。
強い日差しを浴びながらも咲いている、ドクダミやツユクサ。
じっちょりん達が雨宿りに使った、ホオズキ。
じっちょりん達に日陰の道を作ってくれる、草木の小さな影。
街中には視点を変えれば、気づかなかった楽しさがいっぱい。
小さなことに目を向けると、素敵な発見があるというメッセージを伝えてくれます。
小さなことに気づく楽しさを、感じ取れる絵本です。
この絵本を読んだ感想
暑いだけじゃない、夏の素敵で身近な自然がたくさん描かれた絵本です。
日差しに負けずに咲く草花。
雨上がりのキラキラした草花。
身近な自然に目を向けるきっかけや魅力を、感じ取ることができます。
夏の日差しや雨を感じながら、じっちょりんたちと一緒に夏の自然を楽しんでみて下さい。
まとめ
今回は、じっちょりんのなつのいちにちという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
| タイトル | じっちょりんのなつのいちにち |
| 作・絵 | かとう あじゅ |
| 出版社 | 文溪堂 |
| 発行日 | 2013年6月 |
| ページ数 | 32ページ |
| 税込価格 | 1,430円 |
「じっちょりん」たちが種を探すために、夏の日の街を冒険する様子が描かれた物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 夏の草花に興味を持ってほしい
- かわいいキャラクターが好き
- 親子で楽しみたい
まるで草花図鑑！じっちょりんシリーズまとめ｜春夏秋冬の草花、雑草を学べる絵本
