今回紹介する絵本は、福音館書店の絵本「かえるをのんだととさん」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
名作絵本の宝庫!【福音館書店】の3歳向け人気絵本10選(おすすめTOP3も紹介)
かえるをのんだととさん
あ
- おもしろい展開や意外なオチが好きな方
- 連鎖していく物語を探している方
- 節分に読む鬼の絵本を探している方
- 日本の昔話絵本を探している方
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「かえるをのんだととさん」はこんな絵本
あ
タイトル | かえるをのんだととさん |
再話 | 日野 十成 |
絵 | 斎藤 隆夫 |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 2008年1月25日 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 990円 |
あらすじ
かえるをのんだととさんのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 腹痛に悩むととさんは、和尚さんに相談することに。
- 「お腹の中にムシがいるから、カエルを飲めば治る」そう言われ、ととさんはカエルを見つけて飲みます。
- それが原因でお腹の中が気持ち悪いと、再び和尚さんのもとへ。
- お腹の不調を治すために、ヘビを飲み、キジを飲み、猟師を飲み、最後には鬼を飲み……。
腹痛のととさんが、和尚さんの助言でカエルを飲んだら、お腹の中で騒動が起こり、次々にいろいろなものを飲み込む羽目になる不思議な物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたかえるをのんだととさんの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 5/5点
ユーモラスな絵と物語が特徴の絵本です。
和尚さんのアドバイスに従って、腹痛を治すために、まるで怪獣のように豪快に口を開けて、次々に丸のみしていくととさんが描かれています。
独特なタッチの絵が、この絵本の面白さを際立たせています。
「ユーモラスな絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- カッパもやっぱりキュウリでしょ?
キュウリが大好きなカッパが、キュウリの輪切りに見える謎の生き物と出会うという不思議な絵本 - じごくのそうべえ
地獄で大暴れする軽業師たちの痛快な落語絵本
対象年齢
実際に読んでみて感じた、かえるをのんだととさんの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | やや難しい
|
文章のリズム | 良い
|
文字量は多くなく、テンポ良く物語が進みますが、内容はほんの少し難しいと感じるかもしれません。
3歳後半の子供におすすめです。
こんな方におすすめ!
かえるをのんだととさんがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
おもしろい展開や意外なオチが好き |
|
連鎖していく物語を探している |
|
節分に読む鬼の絵本を探している |
|
日本の昔話絵本を探している |
|
特におすすめ!
おもしろい展開や意外なオチが好きな方!
「お腹のムシ」を倒すためにカエルを飲んだことから始まる、ユニークな展開の物語です。
最後の落ちも、しっかりと笑えるように表現されています。
おすすめ!
連鎖していく物語を探している方!
飲み込んだものが飲み込んだものを退治する、という不思議な連鎖の絵本です。
【関連する絵本】
しんせつなともだち
くんくんくん おいしそう
節分に読む鬼の絵本を探している方!
ととさんのお腹の中で猟師を飲み込んでしまった鬼は、和尚さんが投げ入れた豆が痛くて、お尻から逃げ出します。
まさに「おにはそと」。
日本の昔話絵本を探している方!
日本特有の「昔話らしさ」を、感じることができる昔話絵本です。
【関連する絵本】
だいくとおにろく
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
怖いものが苦手な方!
この絵本の独特なタッチの描写、ととさんが怪獣の様に飲み込んでいく姿は、怖いものが苦手な方には合わないかもしれません。
怖いものが苦手な方には、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
オニじゃないよおにぎりだよ
カレーはあとのおたのしみ
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、かえるをのんだととさんの魅力を以下に紹介します。
不思議な連鎖
ユーモラスな絵
不思議な連鎖
飲み込んだものが飲み込んだものを退治する、という不思議な連鎖。
この絵本は、どんな生き物が次に登場するのか、どうやってお腹から出るのかなど、予想しながら読むことができます。
子どもたちは、この不思議な連鎖に夢中になること間違なしです。
お腹の中で次々に物語が展開していく様子は、見ていて引き込まれます。
ユーモラスな絵
和尚さんのアドバイスに従って、腹痛を治すために、まるで怪獣のように豪快に口を開けて、次々に丸のみしていくととさん。
その姿は、見ているだけで笑えます。
お腹の中で暴れる生き物たちも、迫力がある独特なタッチの絵で描かれています。
「ユーモラスな絵×ユーモラスな物語」は、一度読んだら忘れないインパクトがあります。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、かえるをのんだととさんで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
言われたことをそのまま信じると、大変な目に合うかも!?
和尚さんが「カエルを飲めば治る」と言ったことを、ととさんがなんの疑問にも思わずに実行してしまうことから始まります。
(鬼を飲めなかったら、ととさんはいったいどうなっていたのか・・・)
人から言われたことをそのまま信じるのは、危険が伴うこを感じさせてくれる絵本です。
この絵本を読んで笑いながらも、自分で考える力を育てて欲しいですね。
この絵本を読んだ感想
鬼がととさんのお尻から出てくる場面は、子供が大好きで大笑いしています。
表紙からはわかりにくいですが、実は節分の絵本でもあるのがこの絵本の面白いところです。
豆には病気も災難も、すべて吹き飛ばす力があることを感じ取れます。
まとめ
今回は、かえるをのんだととさんという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | かえるをのんだととさん |
再話 | 日野 十成 |
絵 | 斎藤 隆夫 |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 2008年1月25日 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 990円 |
腹痛のととさんが、和尚さんの助言でカエルを飲んだら、お腹の中で騒動が起こり、次々にいろいろなものを飲み込む羽目になる不思議な物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- おもしろい展開や意外なオチが好きな方
- 連鎖していく物語を探している方
- 節分に読む鬼の絵本を探している方
- 日本の昔話絵本を探している方
名作絵本の宝庫!【福音館書店】の3歳向け人気絵本10選(おすすめTOP3も紹介)