今回紹介する絵本は、白泉社の絵本「やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみる」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと（ねらい）などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
野菜を学んで嫌いを克服！食育絵本【やさいのがっこう】シリーズ｜おすすめTOP3も紹介
やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみる
- 子供に野菜を好きになってほしい
- かわいいキャラクターが好き
- なかやみわさんの絵本が好き
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方！
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみる」はこんな絵本
| タイトル | やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみる |
| 作 | なかやみわ |
| 出版社 | 白泉社 |
| 発行日 | 2017年3月15日 |
| ページ数 | 32ページ |
| 税込価格 | 1,320円 |
なかやみわさんの人気食育絵本「やさいのがっこうシリーズ」の2作目となる作品です。
あらすじ
やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみるのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 遅刻や居眠りばかりしている、ピーマンくん。
- 野菜の学校に来たばかりの頃に見た、赤や黄色の大きいピーマンになりたいと頑張る決意をします。
- ところが、何日たっても自分の体は小さくて、緑のまま。
- がっかりするピーマンくんは、勉強家のキャベツくんに相談します……。
大きくて赤や黄色のパプリカになれると信じる、ピーマンくんの成長物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたやさいのがっこう ピーマンくんゆめをみるの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸（5段階）
メッセージ性：価値観、行動規範を表現
読みやすさ ：文字量、物語、リズム
学べる度 ：知識、情報を教えてくれる
心温まる度 ：優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 ：笑い、驚き、楽しさがある
学べる度 4/5点
ピーマン、パプリカについて、少し学べる絵本です。
ピーマンとパプリカは、似ているけど別物の野菜であること。
ピーマンがどんなに頑張っても、パプリカのように大きくはなれないこと。
お日様を浴びすぎると、枯れてしまうこと。
ピーマン、パプリカについての豆知識を知ることができる作品です。
ピーマンに親しみを感じられます。
「学べる絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- じっちょりんシリーズ｜春夏秋冬の草花、雑草を学べる絵本
季節ごとの様々草花が名前と併せて細かく描かれていて、草花図鑑のように学べる魅力があ絵本シリーズ - キュッパのはくぶつかん
森でいろいろなものを集めるのが大好きなキュッパが、博物館を開く物語
対象年齢
実際に読んでみて感じた、やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみるの対象年齢は5歳以上。
| 対象年齢 | 5歳以上 |
| 文字量 | やや多い |
| 物語の内容 | わかりやすい |
| 文章のリズム | 適度 |
5歳前半ごろがおすすめの絵本です。
絵本が好きな子であれば、4歳半ごろから楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ！
やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみるがどんな人におすすめか、「特におすすめ！」「おすすめ！」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
目的別おすすめ度
| 子供に野菜を好きになってほしい | |
| かわいいキャラクターが好き | |
| なかやみわさんの絵本が好き | |
特におすすめ！
子供に野菜を好きになってほしい！
野菜について楽しく学べる絵本です。
野菜の種類や特徴を知ることで、野菜に親しみを感じられます。
野菜に関する食育絵本を探いしている方には、特におすすめです！
おすすめ！
かわいいキャラクターが好きな方！
いろんな野菜が個性的なキャラクターで描かれています。
かわいい野菜の子どもたちが、お互いを思いやる姿が温かくて、癒されます。
【関連する絵本】
ふゆじたくのおみせ
じっちょりんのあるくみち
なかやみわさんの絵本が好き！
温かくて可愛いキャラクターが魅力の、なかやみわさんの絵本。
学びや教訓を感じ取れる作品がたくさんあります。
こんな方は別の絵本を！
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
文字が多い絵本はちょっと……。
この絵本は、やや文字量が多いため、読み聞かせに慣れていない子供は飽きてしまう可能性があります。
文字が少ない絵本を楽しみたい方は、以下の絵本がおすすめです。
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみるの魅力を以下に紹介します。
ピーマンをもっと身近に
野菜を学べる
ピーマンをもっと身近に
子供の嫌いな野菜ランキング上位常連の、ピーマン。
そんなピーマンが主人公となって、美味しくなるために奮闘？居眠り？する物語です。
嫌いなピーマンに少しでも親近感を持ってもらえる、食育絵本です。
ピーマン嫌いのお子様に、是非。
野菜を学べる
似ているようで違う野菜の代表格、「ピーマン」と「パプリカ」。
ピーマンくんがどんなに願っても、違う野菜のパプリカにはなれません。
授業でなすび先生が教えてくれていたはずだけど……、居眠りなピーマンくんは聞き逃してしまったようです。
ピーマンくんが赤くなるためには、追加で1か月の栽培が必要みたいですね。
緑のピーマンくんが熟れて、「赤ピーマン」になる描写があったら面白かったかなと思います。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみるで子供にどんなことを伝えるかは、これ！
自分は、自分
赤や黄色の大きなピーマンになりたいと思っていた、ピーマンくん。
自分が小さくて緑色のピーマンのままであることに、不安を感じていました。
そんなピーマンくんはお店に並んだときに、ようやく気が付きます。
隣に置かれている赤や黄色の大きなピーマンは、実はパプリカという違う野菜だったことに。
「このままで よかんたんだ」
そんなピーマンくんの様子から、自分は自分で、他人と比べても仕方がないことを感じ取れる絵本です。
確かに、パプリカとピーマンは似てる。
この絵本を読んだ感想
今作の主役は、嫌われ野菜のピーマン。
そんなピーマンも、なかやみわさんの手にかかれば、愛くるしいおっとりキャラに。
食べないで捨ててしまうなんて、かわいそう！
ピーマンが苦手な子供に、そんな親近感を感じさせてくれる絵本です。
まとめ
今回は、やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみるという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
| タイトル | やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみる |
| 作 | なかやみわ |
| 出版社 | 白泉社 |
| 発行日 | 2017年3月15日 |
| ページ数 | 32ページ |
| 税込価格 | 1,320円 |
大きくて赤や黄色のパプリカになれると信じるピーマンくんの成長物語です。
【対象年齢】
5歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 子供に野菜を好きになってほしい
- かわいいキャラクターが好き
- なかやみわさんの絵本が好き
野菜を学んで嫌いを克服！食育絵本【やさいのがっこう】シリーズ｜おすすめTOP3も紹介
