今回紹介する絵本は、文溪堂の絵本「バムとケロのおかいもの」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介
バムとケロのおかいもの
あ
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- お出かけを楽しむ絵本を探している
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「バムとケロのおかいもの」はこんな絵本
あ
タイトル | バムとケロのおかいもの |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 1999年2月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
シリーズ累計500万部を突破したバムとケロシリーズの4作目となる作品で、全国学校図書館協議会選定図書、日本子どもの本研究会選定図書、日本図書館協会選定図書に選ばれた絵本です。
あらすじ
バムとケロのおかいもののあらすじを、ザックリ紹介します。
- 今日は、みんなで市場へお買い物に行く日。
- 生地屋さん、八百屋さん、おかしなハムスターのお店、お昼ご飯……と、気が付けばケロちゃんがいない!
- 「ゆかいなとびら」と書かれたお店に入ろうとする、ケロちゃんの姿……。
- お気に入りのものが買えたみんなは、くたびれてあっという間に寝てしまいました。
ケロちゃんが待ちに待った、月に一度のお買い物を楽しむ、バムとケロと仲間たちの物語です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたバムとケロのおかいものの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
ユーモア度 4/5点
ユニークなお店が楽しい絵本です。
野菜が新鮮過ぎて、かじった後がいっぱいな八百屋さん。
口が膨らんだハムスターと看板が立っているだけの、不思議なお店。
「ゆかいなとびら」という、壁一面の色んな形の扉から好きな扉を選んで開けるお店。
夢中になりすぎて、迷子になりかけるケロちゃん……。
楽しくて魅力的な市場を描いたお話です。
ケロちゃんが落ち着かなくなるのも、仕方ないほど魅力的なお店ばかり。
「ユニークなお店が楽しい絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- からすのパンやさん
からすの一家が営むパン屋さんが、家族で力を合わせたことで大繁盛する物語 - からすのおかしやさん
からすのパンやさんのチョコくんが、お菓子作りに挑戦するお話
対象年齢
実際に読んでみて感じた、バムとケロのおかいものの対象年齢は3歳以上。
対象年齢 | 3歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | わかりやすい
|
文章のリズム | 良い
|
3歳前半ごろから楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
バムとケロのおかいものがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している |
|
定番の絵本を探している |
|
お出かけを楽しむ絵本を探している |
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特におすすめ!
絵本が苦手な子供が読める絵本を探している!
漫画のようなコマ割りで、物語を視覚的に追いやすい絵本です。
また、絵の中に小さな発見が散りばめられているのも、嬉しいポイントです。
読み聞かせにすぐに飽きてしまう子供でも、飽きずに見ていられる絵本です。
おすすめ!
定番の絵本を探している!
シリーズ累計500万部以上売れている、超人気絵本シリーズの4作目となる絵本です。何を読みたいか困っているのであれば、絶対にお勧めできる絵本です。
【関連する絵本】
そらまめくんのベッド
だるまちゃんとてんぐちゃん
お出かけを楽しむ絵本を探している!
月に1度の、市場にみんなでお買い物に行く様子を描いた物語です。
お買い物のワクワク感が伝わってくる、素敵な一冊です。
【関連する絵本】
ふゆじたくのおみせ
からすのおかしやさん
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
メッセージ性を持った絵本を探している。
バムとケロちゃんの楽しさに共感したり、家族愛や友達愛を感じることができる絵本です。
子供に訴えかける明確なメッセージを持つ絵本を探している方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
そらいろのたね
そらまめくんのベッド
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、バムとケロのおかいものの魅力を以下に紹介します。
バムケロファミリーが大集合
お買い物のワクワク感
バムケロファミリーが大集合
月に1度のお買い物の日に、バムとケロとその仲間たちが市場でお買い物。
前作バムとケロのさむいあさで初登場した、あひるのかいちゃん。
いつもこっそり登場する、ヤメピ(黒い耳の小さな白犬)とおじぎちゃん(3本耳のウサギ)。
更に、いまちゃん(今川焼を頭に乗せた白い犬)も初登場。
たくさんの仲間たちが集まる、お買い物の様子が見ていて飽きません。
ヤメピ、おじぎちゃん、いまちゃんなどの小さな脇役たちのお買い物が地味に面白いです。
お買い物のワクワク感
見ているだけでワクワクする、楽しいお買い物の様子が描かれています。
ケロちゃんのチョッキに使う生地や、お野菜などの必需品を見て回って。
おかしなハムスターのお店や、「ゆかいなとびら」のお店で遊んだり。
骨董屋さんで、各自好きなものを選んだり。
こんな市場があったら行ってみたい!
魅力的な市場が見ていて楽しい物語です。
特に、ケロちゃんの張り切り具合が、すごい……。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、バムとケロのおかいもので子供にどんなことを伝えるかは、これ!
自分の好きなものを見つける楽しさ
市場でのお買い物の最後に、みんなで骨董屋さんへ。
それぞれが気に入ったものを、1つずつ買うことに。
あれにしようかな……。
これにしようかな……。
やっぱり、こっち!
たくさんある中で、お気に入りの1つを選ぶ楽しみと、それを買ったときの嬉しさ。
お買い物に一生懸命なバム達の様子に心温まり、子供は強く共感できる物語となっています。
お気に入りのフライパンを買ったケロちゃんが、我が子を見ているようでほっこりしました。
この絵本を読んだ感想
前作バムとケロのさむいあさで、ケロちゃんがかいちゃんに着せたことで破けてしまったチョッキ。
この破れたチョッキの生地を買うところから買い物が始まります。
しっかりと前作からの繋がりが描かれていたり、他シリーズの「ガラゴ」の絵本に登場するキャラクターが描かれていたり。
作りこまれた世界観に、シリーズを超えて何度も読み返したくなる魅力を感じます。
まとめ
今回は、バムとケロのおかいものという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | バムとケロのおかいもの |
作・絵 | 島田ゆか |
出版社 | 文溪堂 |
発行日 | 1999年2月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,650円 |
ケロちゃんが待ちに待った、月に一度のお買い物を楽しむ、バムとケロと仲間たちの物語です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 絵本が苦手な子供が読める絵本を探している
- 定番の絵本を探している
- お出かけを楽しむ絵本を探している
大人もハマる人気絵本「バムとケロ」シリーズの魅力|登場キャラクター、おすすめTOP3も紹介