今回紹介する絵本は、福音館書店の絵本「くんくんくん おいしそう」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
くんくんくん おいしそう
あ
- ゴリラが好き
- 自然について学べる絵本を探している
- ウンチの絵本を探している
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「くんくんくん おいしそう」はこんな絵本
あ
タイトル | くんくんくん おいしそう |
作 | 阿部 知暁 |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 1994年6月1日 |
ページ数 | 28ページ |
税込価格 | – |
今は売られていないため、図書館や中古品で手に入れる必要があります。
あらすじ
くんくんくん おいしそうのあらすじを、ザックリ紹介します。
- アフリカの森に住むゴリラが、匂いに誘われて、大きな木の実を見つて食べます。
- チンパンジー、ゾウもやってきて、一緒に木の実を食べます。
- 食べた後、みんな帰り道でウンチ。
- 雨が降り、そのウンチから新しい木の芽が生えてきて、森はまた元気に。
「木の実を食べ、ウンチをして、そこから芽が生えて」といった、自然界の営みを易しく描いたお話です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたくんくんくん おいしそうの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
学べる度 5/5点
自然界の循環、について学べる絵本です。
食べたものがウンチになって、ウンチと一緒に地面に落ちた種から芽が出る。
そんな自然界の神秘が描かれています。
ウンチの大切さが、良くわかる絵本です。
「自然を知る絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- じっちょりんのあるくみち
人間に気付かれないように、草花の種を蒔きながら街に彩をもたらす「じっっちょりん」のお話
対象年齢
実際に読んでみて感じた、くんくんくん おいしそうの対象年齢は4歳以上。
対象年齢 | 4歳以上 |
文字量 | 適度
|
物語の内容 | 適度 |
文章のリズム | 良い
|
4歳前半から、楽しめる絵本です。
こんな方におすすめ!
くんくんくん おいしそうがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
ゴリラが好き |
|
自然について学べる絵本を探している |
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ウンチの絵本を探している |
|
特におすすめ!
ゴリラが好きな方!
30年以上にわたって、ゴリラを描き続けてきた阿部 知暁さんの作品です。
表情から仕草まで、しっかりと観察されて描かれた本気のゴリラを味わえます。
おすすめ!
自然について学べる絵本を探している方!
自然の循環についてわかりやすく伝えています。
自然に興味がある子は、自然の不思議や美しさに感動すると思います。
ウンチの絵本を探している方!
動物たちのウンチが、森を作る様子が描かれています。
自然界でのウンチの役割を学ぶことができる絵本です。
【関連する絵本】
たべものやさん しりとりたいかい かいさいします
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
リアルすぎる絵はちょっと……
ゴリラ好きの画家が描く、本気のゴリラや動物たちが描かれている絵本です。
リアルすぎる絵に抵抗がある方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
はりねずみのはりこ
めっきらもっきらどおんどん
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、くんくんくん おいしそうの魅力を以下に紹介します。
自然の循環を知る
ゴリラの迫力ある表情
自然の循環を知る
自然の恵みや、命のつながりを学ぶことができます。
動物たちが、木の実を食べて。
その動物たちが、ウンチをして。
そこから、新しい木の芽が生えて。
このような自然の循環を、物語を通して理解することが出来る絵本です。
ウンチから芽が生える描写が、印象に残ります。
ゴリラの迫力ある表情
ゴリラが大好きな画家の阿部知暁さんが描いた動物たち。
表情や動きが、豊かで迫力があります。
ゴリラをはじめとする動物たちをよく観察して描かれているため、動物たちの感情や性格が伝わってきます。
とてもリアルな描写が、この絵本のテーマとしっかりとマッチしているように感じます。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、くんくんくん おいしそうで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
自然の循環
木の実を食べ、ウンチをして、そこから芽が生えて……。
この絵本では、そんな自然界の営みが描かれています。
動物たちはただ木の実を食べるのではなく、そのお返しに、少し離れたところでウンチをして、木の繁殖を助ける。
木はそのお礼に、木の実を動物たちに食べてもらう。
そんな循環を繰り返しながら、自然界はなりっ立っていることを感じ取れる絵本です。
シンプルな物語ですが、しっかりとしたメッセージが込められています。
この絵本を読んだ感想
ゴリラの絵がリアルで、圧倒されました。
ゴリラの顔や体は細部まで忠実に描かれていますが、それだけではなく、ゴリラの感情や性格も表現されています。
30年以上にわたって、ゴリラを描き続けてきた阿部 知暁さんだからできる、描写だなと驚きました。
まとめ
今回は、くんくんくん おいしそうという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | くんくんくん おいしそう |
作 | 阿部 知暁 |
出版社 | 福音館書店 |
発行日 | 1994年6月1日 |
ページ数 | 28ページ |
税込価格 | – |
「木の実を食べ、ウンチをして、そこから芽が生えて」といった、自然界の営みを易しく描いたお話です。
【対象年齢】
3歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- ゴリラが好き
- 自然について学べる絵本を探している
- ウンチの絵本を探している