今回紹介する絵本は、偕成社の絵本「からすのおかしやさん」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
からすのおかしやさん
あ
- からすのパンやさんが好きな方
- お菓子が好きな方
- かこさとしさんの絵本を探している方
- 挑戦する心を育みたいと思う親御さん
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「からすのおかしやさん」はこんな絵本
あ
タイトル | からすのおかしやさん |
作・絵 | かこさとし |
出版社 | 偕成社 |
発行日 | 2013年4月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,210円 |
ロングセラー絵本「からすのパンやさん」の続編となる絵本です。
あらすじ
からすのおかしやさんのあらすじを、ザックリ紹介します。
- 大きく育った、からすのパンやさんの子供たち。
- お店の留守を任されたチョコくんはパン作りに挑戦するも、できたのはビスケットのような何か。
- お菓子作りが得意なミミちゃんが、お菓子作りを手伝ってくれることになり、洋菓子や和菓子も作ることに。
- そうしてできた「からすのおかしやさん」は大人気になります。
からすのパンやさんのチョコくんが、お菓子作りに挑戦するお話です。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたからすのおかしやさんの特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
心温まる度 4/5点
チョコくんの挑戦と、仲間の協力に心温まる絵本です。
前作から成長したチョコくんが、友達や兄弟の協力を得ながらお菓子作りに励む姿が描かれています。
チョコくんのちょっとした思い付きが、仲間の協力で軌道を変えながら大きく実っていく様子が楽しい絵本です。
「挑戦する姿や仲間の協力が描かれた絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- ぐるんぱのようちえん
どこに行っても失敗ばかりのぐるんぱが、自分の特技を生かして素晴らしい幼稚園を作る物語 - じごくにアイス
思わぬ事故で地獄に行ってしまったアイス屋さんが、鬼たちにアイスを作って喜ばれるお話
対象年齢
実際に読んでみて感じた、からすのおかしやさんの対象年齢は4歳以上。
対象年齢 | 4歳以上 |
文字量 | やや多い
|
物語の内容 | 適度 |
文章のリズム |
|
文字量が多いですが、物語はわかりやすく、絵を見ているだけでも楽しめる絵本です。
4歳前半からの読みかかせをおすすめします。
絵本好きの子供であれば、3歳後半からでも楽しめます。
こんな方におすすめ!
からすのおかしやさんがどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
からすのパンやさんが好き |
|
お菓子が好き |
|
かこさとしさんの絵本を探している |
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挑戦する心を育みたい |
|
特におすすめ!
からすのパンやさんが好きな方!
前作のファンなら、この絵本も楽しめること間違いなしです。
チョコくんたちの成長した姿や、仲間との協力ぶりも見どころです。
おすすめ!
お菓子が好きな方!
チョコくんたちが作るお菓子は、クッキー、ロールケーキ、ショートケーキ、ようかん、お団子、煎餅などが登場します。
お菓子作りに興味を持つきっかけにもなります。
【関連する絵本】
おいしいぼうし
かこさとしさんの絵本を探している方!
かこさとし(加古里子)さんは、子どもたちの好奇心を刺激する作品を多く生み出されています。
かこさとし(加古里子)さんの絵本に触れてみたい方に、是非読んでもらいたい1冊です。
【関連する絵本】
からすのパンやさん
だるまちゃんとてんぐちゃん
挑戦する心を育みたいと思う親御さん!
チョコくんのちょっとした挑戦が、仲間の助けを得ながら大きな実りにつながる様子が描かれています。
まずは挑戦してみることで、思わぬ実りが得られることを感じ取れる絵本です。
【関連する絵本】
ぐるんぱのようちえん
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
からすのパンやさんを、まだ読んだことがない!
この絵本は、からすのパンやさんの続編となる絵本です。
前作で登城する子供たちが成長した姿が描かれています。
まだ読んでいない方は、是非前作を読んでいただくことをおすすめします。
【おすすめする絵本】
からすのパンやさん
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、からすのおかしやさんの魅力を以下に紹介します。
おいしそうに描かれたお菓子たち
チョコくんの挑戦とそれを支える仲間
おいしそうに描かれたお菓子たち
チョコのクッキーやジャムのクッキー、ロールケーキやショートケーキ、お団子やようかん、しまいにはお煎餅まで。
様々な種類のお菓子が細かく描かれていて、見ているだけでお腹が空いてきます。
絵本を読んだあとは、自分でお菓子作りに挑戦したくなるかもしれません。
前作「からすのパンやさん」に続き、今作でもたくさんの美味しそうなものがずらりと描かれています。
チョコくんの挑戦とそれを支える仲間
留守を任された機会を使って、チョコくんはパン作りに挑戦し、それがきっかけでお菓子作りに発展。
美味しいお菓子の作り方は、お菓子作りが得意なミミちゃんが教えてくれました。
また、お店のお手伝いは、リンゴさんやレモンさん、オモチくんなどの兄弟たちがしてくれました。
仲間と協力しながら、チョコくんは街で大人気の「からすのおかしやさん」を作り上げることが出来ました。
チョコくんの挑戦と、それを支える仲間の姿が魅力的に描かれています。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、からすのおかしやさんで子供にどんなことを伝えるかは、これ!
思いつきは、宝の種。
この絵本では、お店の留守を任されたチョコくんが、せっかくの機会だからと、見よう見まねでパン作りに挑戦することを思いつきます。
しかし、できたのはクッキーのようなものでした。
そこで、お菓子作りが得意なミミちゃんが力を貸してくれて、お菓子作りに発展。
やがて、チョコくんたちはおかしやさんを開くまでになります。
パン作りを始めたときには思いもよらなかった実りが、周りの協力で得られました。
何でもやってみれば、仲間が助けてくれて素敵な実りにつながります。
この絵本を読んだ感想
からすのパンやさんは大好きで、続編となる今作もとても魅力的な絵本でした。
小さな4羽の子供たちが、店番を任されるほどに成長していて、嬉しくなりました。
子供たちの思い付きは、前作ではお客さんが来なくなったお店を救い、今作では新しい繁盛店を作り出しています。
子供たちの力は無限大だなと、感心させられました。
まとめ
今回は、からすのおかしやさんという絵本を紹介いたしました。
Amazonや楽天などのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | からすのおかしやさん |
作・絵 | かこさとし |
出版社 | 偕成社 |
発行日 | 2013年4月 |
ページ数 | 32ページ |
税込価格 | 1,210円 |
からすのパンやさんのチョコくんが、お菓子作りに挑戦するお話です。
【対象年齢】
4歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- からすのパンやさんが好きな方
- お菓子が好きな方
- かこさとしさんの絵本を探している方
- 挑戦する心を育みたいと思う親御さん