今回紹介する絵本は、小峰書店の絵本「みずとは なんじゃ?」です。
あらすじ、対象年齢、伝えたいこと(ねらい)などをレビューしています。
読み聞かせ絵本探しの参考に、最後までご覧になってください。
みずとは なんじゃ?
あ
- 水の大切さを伝えたい
- 学べる絵本を探している
- かこさとしの絵本が好き
本記事の執筆者
絵本選びに困っている方!
このブログでは、1000冊以上絵本を読んだ私がひと目でわかる絵本チャートを使って絵本を紹介しています。
実際に私が読んで感じた、絵本の特徴を見える化したものが「ひと目でわかる絵本チャート」です。
気になる絵本は、どんどんチェックしてみてください。
「みずとは なんじゃ?」はこんな絵本
あ
タイトル | みずとは なんじゃ? |
作 | かこさとし |
絵 | 鈴木まもる |
出版社 | 小峰書店 |
発行日 | 2018年11月11日 |
ページ数 | 31ページ |
税込価格 | 1,650円 |
かこさとしさんが亡くなる直前まで描いていた最後の絵本で、鈴木まもるさんが完成させた絵本です。
あらすじ
みずとは なんじゃ?のあらすじを、ザックリ紹介します。
- 水は【忍者や役者】のように、姿を変える性質(水蒸気や氷)がある。
- 水は【料理人や医者】のように、栄養を運んだり病気を防いだりする性質がある。
- 水は【クーラーや布団】のように、温度を調節する性質がある。
- 地球の生き物の命を支える水は、大切な資源であり、汚さないようにしよう。
水の状態や温度、水の循環や保存、水の力や役割など、科学する心を育む内容が、鈴木まもるさんのやさしい絵とともに紹介されています。
ひと目でわかる絵本チャート
実際に読んでみて感じたみずとは なんじゃ?の特徴を、以下のレーダーチャートで紹介します。
評価軸(5段階)
メッセージ性:価値観、行動規範を表現
読みやすさ :文字量、物語、リズム
学べる度 :知識、情報を教えてくれる
心温まる度 :優しさ、温かみ、感動がある
ユーモア度 :笑い、驚き、楽しさがある
メッセージ性 4/5点
「水の大切さ」を知ることができる絵本です。
水が地球や生き物にどのように影響を与えているかを科学的に解説してくれます。
その中で、水が汚れると、地球の生き物の命が危険にさらされるということが指摘されています。
地球の生き物の1人として、海や川を汚さないようにしましょう。
そんなメッセージが込められた作品です。
水と環境の関係を考えるきっかけになる絵本です。
学べる度 5/5点
水の性質について学べる絵本です。
水が、温度によって水蒸気や氷に変わったり。
生き物の体にあって栄養を運んだり、ばい菌をやっつける助けをしたり。
地球の温度を調節したり。
水の性質や働きを、やさしい言葉と絵で説明してくれます。
水についての知識や理解が深まる絵本です。
「学べる絵本」をお探しであれば、以下をご覧ください。
【おすすめ絵本】
- じっちょりんのあるくみち
人間に気付かれないように、草花の種を蒔きながら街に彩をもたらす「じっっちょりん」のお話 - やさいのがっこう とまとちゃんのたびだち
美味しい野菜になるために真っ赤に熟れようと奮闘する、とまとちゃんの物語
対象年齢
実際に読んでみて感じた、みずとは なんじゃ?の対象年齢は5歳以上。
対象年齢 | 5歳以上 |
文字量 | やや多い
|
物語の内容 | やや難しい
|
文章のリズム | 適度
|
5歳後半ごろがおすすめの絵本です。
こんな方におすすめ!
みずとは なんじゃ?がどんな人におすすめか、「特におすすめ!」「おすすめ!」の2段階に分けて紹介してきます。
関連した絵本も紹介しているので、気になる方は是非そちらも見てみて下さい。
あ
目的別おすすめ度
水の大切さを伝えたい |
|
学べる絵本を探している |
|
かこさとしの絵本が好き |
|
特におすすめ!
水の大切さを伝えたい!
水は私たちの生活に欠かせないものですが、その大切さを感じることはなかなかありません。
この絵本は、水がどのように地球や生き物に影響を与えているか、科学的に解説してくれます。
おすすめ!
学べる絵本を探している!
お話を楽しみながら、しっかりと学ぶことができる絵本です。
自然や科学に興味を持つきっかけになります。
【関連する絵本】
じっちょりんのあるくみち
キュッパのはくぶつかん
かこさとしの絵本が好き!
かこさとしさんは、子どもたちの好奇心を刺激する作品を多く生み出されています。
この絵本は、かこさとしさんが手がけた最後の絵本です。
是非、他の作品と併せて読んでもらいたい1冊です。
【関連する絵本】
だるまちゃんとてんぐちゃん
からすのパンやさん
こんな方は別の絵本を!
以下の方は、ここで紹介するおすすめの絵本を読んでみて下さい。
身近な水の行方を知りたい
水に関する知識や理解を深めることができる科学絵本です。
しかし、水がどこからきて、どこに向かっていくのか。
そんな内容を知りたい方は、以下の絵本がおすすめです。
【おすすめする絵本】
すいどう
期待を裏切られる前の、転ばぬ先の杖です。
この絵本の魅力
実際に読んでみて感じた、みずとは なんじゃ?の魅力を以下に紹介します。
水の性質や働きを知れる
子供にわかりやすい表現
水の性質や働きを知れる
温度によって水蒸気や氷に変わったり。
人や動物や植物の体の中で、栄養を運んだり病気を防いだり。
海や川などでは、太陽の熱で水蒸気になったり雲や雨や雪になったりして、地球の温度を調節したり。
水の性質や働きを、やさしい言葉と絵で説明してくれます。
水についての知識や理解が深まる絵本です。
子供にわかりやすい表現
忍者や役者のように、姿を変えたり。
料理人や医者のように、人のために働いたり。
クーラーや布団のように、地球の温度を調節したり。
水の役割を、子供でもイメージしやすいように様々な身近なものに例えて紹介されています。
科学の世界に興味を持つきっかけになるような絵本です。
鈴木まもるさんのやさしい絵が、読んでいて温かさを感じさせてくれます。
この絵本の ねらい
実際に読んでみて感じた、みずとは なんじゃ?で子供にどんなことを伝えるかは、これ!
水は地球の生き物の命の源であり、守るべき貴重な資源
水は私たちにとって必要不可欠なものであり、水がなければ生きていけないということを理解させてくれる絵本です。
水が地球にたくさんあることで、地球が生命に適した温度に保たれている。
水が地球の生き物の体にたくさんあることで、生命が維持されている。
しかし、水が汚れると、地球の生き物の命が危険にさらされるということも警告してくれます。
水は地球の生き物の命の源であると同時に、守るべき貴重な資源であるということを教えてくれます。
水を大切にしなければ、私たちの命も危うくなるということを感じさせてくれます。
この絵本を読んだ感想
水について、新しい発見や気づきが得られる、素敵な絵本です。
水は身近なものですが、実はとても不思議で素晴らしいものなのです。
水は地球の生き物の命を支えるとともに、科学する心を育てる素材でもあります。
水に関するさまざまな学びが得られるこの絵本は、水をもっと知りたいと思う子どもたちにおすすめです。
まとめ
今回は、みずとは なんじゃ?という絵本を紹介いたしました。
Amazonやメルカリなどのオンラインショップで購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
あ
タイトル | みずとは なんじゃ? |
作 | かこさとし |
絵 | 鈴木まもる |
出版社 | 小峰書店 |
発行日 | 2018年11月11日 |
ページ数 | 31ページ |
税込価格 | 1,650円 |
水の状態や温度、水の循環や保存、水の力や役割など、科学する心を育む内容が、鈴木まもるさんのやさしい絵とともに紹介されています。
【対象年齢】
5歳以上
【この絵本はこんな方におすすめ】
- 水の大切さを伝えたい
- 学べる絵本を探している
- かこさとしの絵本が好き